自分好みの努力

「 努力はしている」「 何をしてもダメ」という方の中には、自分好みの努力しかしていないことや、本当の目標に気がついていないことがあります。

例えば 『 泳げるようになりたい 』が目標だとします。

いくら泳ぎ方の本を何冊も読んだとしても、泳ぎ方の講義を何時間聞いても、泳ぎのフォームをノートにとっても、教室内でフォームの練習する努力をしたとしても、実際に水に入り、泳ぎ、練習をし続けなくては泳げるようになるのは難しいです。

なのに実際に水に入るとなると、「体が濡れるのが苦手 」「 前に入った時に疲れたから」と避けてしまう。

努力はしていると言っても、自分の好みの努力だけしてしまっていることもあるのです。

また、本当はの目標は自分が思っている『 泳げるようになりたい 』だけではない場合もあります。

『 練習に行き、人と繋がることが楽しい 』『 水泳の練習をしていると誰かに言いたい 』

そうなると無意識にレッスンをやめたくない、泳げないままでいたくなっているかも知れないのです。

そうしたら、その奥にある本当の目標は『 泳げるようになりたい 』ではなく「誰かに認められたい」や「友達が欲しい」です。

目標なんて何でもいいし、目的は幾つあってもいいのですが、いくつもある目的を自分が知っているかいないかで「初めの一歩 」が全く違ってきます。“自分の本当の目標”も分かると目標への策が違ってきます。

ですが「 目標の理由 」には自分の好みと、好みじゃない理由があります。

『 泳げる、と誰かに言いたい 』 『 みんなが泳いでるから泳ぎたい 』

この手の理由は 自分の”好みではない”のかもしれません。

水泳に例えてみましたが、腰痛が酷くて治したいと努力しているのに一向に治らないと悩んでいる方は、運動も生活のスタイルを変えることなく整体にだけ通い、そこの整体師さんと話すのが楽しくなって通うのをやめたくなくなっていたということもありました。

自分が思ったことは何だって良いのです。どんなものでも全て自分が聞いてあげ、認めてあげると「 本当に望んでいることは何か」が見えてきて「今努力すべきことは何か」「最初にすることは何か」も見えやすくなります。

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