復縁を望むなら

復縁を望んでいる相手がいる人がカウンセリングに訪れる時に、
もう連絡をもらえなくなってしまった、ブロックされてしまった、
会えるようにはなったが、以前のような自分が望むような関係ではなくなってしまったという方もいます。

どうしてそのようなことになってしまったのでしょうか。
よくある失敗と対策を書いてみます。

別れてから連絡するまでが早い

相手はどんな理由があろうと「別れ」を決めました。それを喧嘩の延長のように考え、
そろそろ考え直したかな、とでもいうように直ぐに連絡をしてしまう。

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自分の悩み、困ったこと、不幸があったことなどを連絡する

体調が悪い、病気になった、仕事を辞めたい、身内が亡くなった、などの連絡をする。

「他に話す人がいなくて」「彼(彼女)に聞いてもらいたくて」との理由で送ったと思っていても、そこには「とにかくかまって欲しい」「相手の反応が見たい」「この内容なら返事をしないわけにいかないだろう」という気持ちが入っていませんか?

確かに返信しないわけにもいかないと思ったり、本当に心配をして連絡してくることもあるでしょう。
しかしこのような事をしてしまう方は、返信をもらっても同じ内容でLINEを送り続けてしまうことがあります。

連絡が取れると、彼女だった頃の自分に戻ってしまう


別れてから3ヶ月経ってからでも、1年経ってからでも、連絡が取れて少しでも良い感じで接する事ができると、
急に、彼女(彼氏)だった頃の感覚に戻ってしまうのです。

離れていた間には、寂しさ、悲しさ、悔しさ、怒りなど様々な気持ちがあった為、少しでも会話が続いたり仲良くなれたと感じると、離れていた間の気持ちを知らないうちにぶつけたり、付き合っていた頃のような馴れ馴れしさが出たり、誘いを断られた時などに不貞腐れたりしてしまうのです。

最初は距離を置かれても仕方ないと心得え焦らない

連絡をしても、しばらくの間は距離を置かれるかも知れません。LINEを送る→返信がくる→また送る→返信こない など、一回の連絡に対し、相手は一往復しかしてくれないこともあります。

相手としては無視はしないとしても、別れた相手なので、元に戻ったと思われたくない、距離を詰めたくないと考えているのかも知れません。

少し距離を置かれていると感じても、焦って直ぐに「やっぱり迷惑なの?」などと聞いたりしないようにしましょう。

なぜか駆け引きをする

駆け引きをしてLINEの既読を1日開けたり、かなり時間が経ってから返信しているうちに相手からの返信が来なくなった。

相手から連絡があったというのなら有効なこともあるかも知れませんが、こちらから復縁を望み連絡をしているのに、連絡が取れてから駆け引きをしても効果は望めません。

即レスだと相手に負担をかけてしまうのを気遣い、返信までに少し時間を開けるのなら分かるのですが、
駆け引きなのか気遣いなのか、気持ちに余裕がある方には伝わるものです。

失敗を恐れて相手の言うことを何でも聞いてしまう

再会できたことが嬉しく、壊したくない為に相手の都合に合わせすぎたりしているうちに、本当に都合の良い相手やセフレになってしまうこともあります。
いくら復縁を望むのだとしても、なんでもいう事を聞くことが復縁につながるわけではないのです。


復縁を望むということは、相手はあなたの中では「以前の交際相手」でも、相手からすればあなたは「交際していたのに離れたくなった相手」です。自分から振ったのだとしても、直ぐに復縁に応じてくれないのであれば、それだけ傷つけてしまった相手だということです。

復縁を望む時は、知り合ったばかりの相手を落とすよりも難しいと考え、以前の交際相手という見方を捨て、敬語を使うまではいかなくても知り合ったばかりの人のようになるべく丁寧に接しましょう。

良い感じだな、仲良くなったなと思っても、相手にはあなたが知らない嫌な思い出があります。あなたが以前のようなノリになってしまうと、その嫌な思い出が浮かんできてしまうかも知れません。なので直ぐに安心はせず「元のような関係ではない」←これを承知しているよ、という気持ちを忘れないように接しましょう。

大事なのは焦らないことです。「戻れるはず」と思っていると、思うようにいかない時に「どうして?」と疑問に思うために焦りが出てきます。

復縁には時間はかかる、必ず元に戻れるとは限らないと覚悟し、復縁を望むのなら復縁することばかりに目を向けず、他に楽しむことを見つけたりしていた方が、自然と以前の関係であった問題、誤解などについても話せ、関係を深め直せるようになれるかも知れません。


別れを受け入れられない

恋人から別れを告げられた場合、直ぐに納得して別れるという方が難しいですね。
悲しさが続いてしまうのは仕方がないです。しかし、いつまでも別れを受け入れられていない人には、
怒りから別れを受け入れる気がない人と、依存から別れを受け入れらていない人もいます。

別れを告げられた時には、誰でも冷静ではいられず「どうして?」と聞いてしまうと思いますが、
怒りから別れを受け入れる気がない人は、別れをどこか“喧嘩の延長”のように捉えていて、
「何そんなこと言いだしてんの⁉︎」 と怒り、「この喧嘩をいつまで続ける気?」 と考えていることがあります。

怒りから別れを受け入れる気がない人がやってしまいがちなことには

  • 「別れたくなった理由を教えて」「納得出来るように説明して欲しい」と何度も聞く
  • 理由を聞いてからも「それはいつから思っていたの?」と何度も聞く
  • 相手に「そう思うのはおかしい」「意味が分からない」と言い返す

相手が何を言っても、別れを受け入れる気がないので聞く耳も持たず、理解する気もないので何度も同じことを聞きます

次に「何が嫌だったのか教えて、教えてくれたら直すから」と言う。

これは一見謙虚なようなのですがでとても傲慢なことです。
相手が考えた末に決意したことを無視し、一時の迷いのように扱い『どう なだめりゃいいのよ』と思っているのです。
真剣に相手の話を聞いているのなら、聞く前から簡単に「直す」とは言えないはずなのです。

それでも相手が別れを撤回しないと「真の愛情が分からない人」酷い場合は「彼は(彼女は)病んでいる」「目を覚まして欲しい」と思ったり。

自分から離れることは『間違い』であり『迷い』であると考えているのであれば、彼のことを『自分で自分の事も考えられない人』 扱いしているということです。

これらは”自分の思い通りにならないと我慢できない人”が考えやすいことなので、相手はそのような部分が嫌になったのかも知れません。

考えてもみてください、『相手が考えを変えたら戻ってくる』(相手をどうにかしたら戻ってくる)と思っているのなら、『自分はそのままで大丈夫 』だと思っているので、それでは相手から“別れたいと思われた時の自分”と何も変わっていないのです。



依存から別れを受け入れられない人は、
交際をしてから自分に起きた良いことは全て“ 相手が居たから ” で、自分がやりたくてした事も“ 相手のためにやった ” と思っています。良いことも “ 相手のおかげ ” でと思い、悪いこともどこか全て “ 相手のせい ” にしていた人です。

『恋人在っての自分が全て』 そこに負担や疑問を感じて別れを選んだ人もいたでしょう。

このような人は、相手を “ 運命の相手だった ” と思いやすく、いつか戻ってくることを待っていることがあります。

相手が好きだった髪型を変えないでいて
「次に会った時、髪型を変えないでいる自分を見てどう思うかな…」と思っていたり、

髪型を変えようとしたらしたで
「次に会った時、好きだった髪型を変えてしまった自分を見たら 何か思うかな?」

別れた恋人からのプレゼントも「まだコレを使っている自分を見たらどう思うかな…」
「使わなくなっている自分を見たらどう思うかな…」

これをやったら…、これを続けていたら…、これをやらないでいたら・・・彼(彼女)は。

別れてからも、相手を中心に自分のことを決めているのです。

新しい出会いがあっても「辛い事があった後には願いが叶う」という思い込みから、新しい人を受け入れたら「(前恋人が)戻ってこなくなるかも」と新しい出会いを避けることもあります。

振られた相手が戻ってくるのを待ち続けるというのは、健気なようなのですが、「相手がいつか戻ってくる」と思っているということは、相手が「別れたことは間違いだったことに気づき戻ってくる」と考えていることになります。

これは「怒りから別れを受け入れる気がない人」と同じで相手の意思を尊重していないのです。
別れた原因は自分の中にあると考えていないということです。

別れを告げるというのは告げる側にも痛みが生じます。一度は好きになった相手に辛いことを告げるからです。
それを全く理解せず、振られた時と同じ自分のまま追い、待ち続けているのです。

「受け入れられない」「いつかは戻って来るかも」と思っていても、そうしている間も別れた相手は前を進み、新しい時を生きています。

復縁を望むのだとしても、望むのだとしたら尚のこと先ずは「終わった」という事実をしっかり認めることです。

認められた時にやっと、交際をしていた時に相手や自分のことを冷静に見つめられます。その時に初めて、これから自分はどうするかを考えられるようになるのです。それでも今までの自分の考えを変えるというのが難しい時はご相談ください。

別れを告げられた時に

別れを告げられた時、何も言わないと起こりやすいこと

交際相手から別れを切り出された時、ショックで取り乱したり問い詰めてしまったりする人もいます。
一方で、理由もはっきり分からないまま、別れたくなかったのに「何も言わずにすんなり受け入れてしまった」という人もいます。

理由を聞かないと後から考えすぎてしまいやすい

別れる理由に納得できた、新しい女性ができたと言われたなどの場合は仕方がありません。
しかしそうでないなら、理由を聞いたり、別れたくない気持ちを伝えておいた方が良いでしょう。
理由が曖昧なまま受け入れると「私の何がいけなかったんだろう」と考え続け、想像がどんどん膨らみやすくなります。

「未練がましい」と思われることを恐れて黙ってしまいやすい

プライドが高い人ほど「未練がましいと思われたくない」「恥ずかしい」といった気持ちから、気持ちを言えなくなりやすいものです。
しかし恋愛は勝負ではなく、好きだった相手に別れを告げられてショックを受けるのは当然です。

プライドから素直に気持ちを伝えにくくなりやすい

「私は別にいいですよ」と取り繕ったり、潔さで「逃した魚は大きい」と思わせようとする人もいます。
ですが相手からすれば「やはり別れて良かった」と受け止められてしまう可能性もあります。

黙って受け入れると、不完全燃焼になりやすい

理由を聞かず、気持ちも伝えないと「もっと聞けばよかった」「言えばよかった」と後悔が残ります。
そうした後悔は心を不完全燃焼のままにし、長く引きずってしまう原因になります。

別れ話で後悔しにくくなるためにできること

・別れの理由を一度は聞いてみる
・別れたくないなら「嫌だ」と伝える
・謝罪や感謝を言葉にしておく

こうした行動をとることで、やり直せる可能性がある場合もありますし、たとえダメでも「伝えたうえでダメだった」と区切りをつけやすくなります。
その結果、引きずる時間も短くなり、次の恋愛に向かいやすくなるのです。

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気持ちの整理と確認の大切さ(クライアントさんのご報告から)

カウンセリングを受けようか迷っている方の中には、
「自分で散々考えても解決できなかった事を、人に話したところでどうにもならない」
と思う方もいるかと思います。

これは先日クライアントさんが言っていたことですが
「(悩みに関しての)今まで色々な本を沢山読んだんですがね、(解決しなかった)」

これは私もですが、悩みがあり自分で散々考えたとしても、
頭で考えているだけでは、明確に何をどうしたいかまで至っていないことが多いです。

本を読んでも、人は無意識に自分に都合の良い部分だけしか頭に入らない、入れていないことも多く、
それでは今までの「自分だけの考え」に何もプラスされていないということなのです。

カウンセリングとは、カウンセラーがただお話を聞いているだけではありませんが、
利害関係のない人間と対話することにより、頭の中にあったものを外に出します。

言葉にする=頭の中から外に出す
カウンセラーに説明する=並べる・整理

こうすることにより、今の自分を客観的に見つめ、状態をしっかりと意識でき
自分はどうしたいのか、整理することができるのです。

例えば「彼にふられて辛い」という人は「辛い」までは自分でも分かるでしょうが、
「何がどう辛いのか? どうだったら良いのか?」と質問されたら答えは人によって違います。

気持ちの整理と確認とは、自分のことだから分かっていると思ってしまうからこそ難しいのです。

先日症例をお願いしたクライアントさん「誰も悪者がいない中で」からご報告のメールをいただいたのですが、
気持ちの整理と確認の大切さを実感されたことと、自分が行動したことにより得たものについても書いてあり、
素晴らしいご報告でしたのでご紹介させていただきます。

※お見せ出来ない内容をたくさん削除しているので読みにくいかも知れません。

>先生へ
>こんにちは。○○のAです。
>先日は楽しいセッションをありがとうございました。やはり直接お会いできてよかったです。
>その後のことはご報告しますね!と約束しましたので、お知らせいたします。
>(Aさんがある行動を起こした事)精一杯でしたが、そこには「私が******した。」という事実が生まれました。(省略)
>なににせよ、ずっとモヤモヤしていた一歩を勇気をもって踏み出すことができたのは、先生とお話しできたことが最後の後押しとなったことに間違いはありません。
>その後の先生のブログも読ませていただいて、改めてとても勉強になりました。
>中でも、「人の気持ちを失うことの怖さ」が無かったぶん。というのが印象的でした。
>振り返ってみると本当にその通りです。
>そしてまた一つ、子供の頃にあったことを思い出しました。(学生の頃にあった出来事が書いてありました)
>もうそのようなことはしたくない。と思って周りにいる人に対して、よくもわるくも全部気持ちを言ってしまったり、そうなる前にもう自分から距離を置こうという行動をしてしまったりするもかもしれないな。
>なんてことも思いました。
(カウンセリングを受けた後は、終わってからもどんどんと自分の気持ちに気づくことが続きます。)

>もしかしたら、その頃から「人の気持ちを失うこと」にはじめて触れてそれを今まで引きずってきたのかもしれません。
>とても悲しかったのだと思います。
>本当に誰も悪者がいない中だったからだと思います。
>先生とお話して、とてもヒントになったり整理できたり再確認することの大切さを学びました。
>本当にお会いできてよかったです。
>またきっとお顔を見にゆきます。
>とりいそぎ、ご報告まで。
>(ご報告ですので、もちろん返信などは不要です。)
>A

Aさん、ありがとうございました。

気持ちの整理と確認は、自分の思う事をなんでも良いので紙に書き出しても効果があります。
しかし紙に書くのでさえも無意識に「こんなこと思っちゃいけない」「こんなこと思ってしまう自分は嫌だ」
「恥ずかしい」という気持ちが出てきて、書きたいのに書けないこということがあります。

そのようなときはカウンセリングをご利用ください。

誰も悪者がいない中で②

「誰も悪者がいない中で」の続きです。

「親を一度も嫌だと思ったことがない」という人は、大きな愛情に包まれて伸び伸びと育ちます。
他人に意地悪もされたとしても悪く捉えないので、多少のことでは傷付くこともありません。

嫌なことがあったとしても引きずる事もないのは、絶対的な味方(親)がいるので何も怖くないのです。

自分が人から受け入れられるのは当たり前だと思っているところもあり、無理に人から好かれようともせず、どこかで「自分に害を与える人間はいない」とも思っています。人から嫌われる怖さも、人を失う怖さも知りません。

気持ちを察してくれる親になれているので、他人に気持ちを伝える必要性もわかっていないところがあります。

不機嫌な時は誰の前でも不機嫌な態度のままで居れ、嫌なことがあればNOもはっきり言えます。
感じたことは素直に口に出して、それによって他者が傷つく事もあると考えられない。

人を信じる力が強いので、他人とある程度仲良くなると急に家族と同じような接し方をしてしまうことがあります。


彼がAさんと別れた理由は「Aさんの気持ちが分からないから」でした。

Aさんは、この彼と付き合うまでに、他の男性とも付き合ったことがありますが、
みんな何となく友達の延長として付き合っていただけで「好き」と思うこともなかったそうです。
振られたこともありましたが、あまり悲しいとも思わなかったそうです。

でも彼のことは「好き」と言葉にすると薄っぺらく思えて言いたくないほど大好きだったのです。
彼はAさんにいつも素直に気持ちを伝えていてくれていましたが、
Aさんから彼に気持ちを伝えたことは殆どありませんでした。

伝えようとしても好き過ぎて言えなかったのと、時々彼の前で話せなくなってしまうことがあったので、
気持ちを聞かれても上手く答えることができなかったそうです。

彼の話をしている時に、Aさんは中学生の時に親友が離れていった時のことを思い出しました。
その時の出来事が彼と話せなくなることに関係していたのでした。

親友が離れて行った時のことを思い出すと、彼を失うのが怖くなり急に何も話せなくなってしまったそうです。
でも、演奏について話すときは何も考えずに彼とぶつかり合えたそうです。


中学生の時の親友が離れていった理由は、当時のAさんは全くわからなかったので
何度か本人に直接聞いたそうなのですが、何も教えてくれずに避けられてしまったそうです。

他にも仲の良い友達はいたので、あまり気にしていなかったそうなのですが、今思えばその頃から
理由の分からない恐怖が込み上げてくることが時々あったそうです。

数年後、人伝に聞いた理由は、
Aさんは親友に「私以外の子と仲良くしないで欲しい」と伝えたことがあったそうです。
Aさんは悪気もなく、思ったことをそのまま伝えたのでしたが、親友からすると、
「Aさんは他の友達とも仲良くするのに、自分には他の子と仲良くしないでと言われるのが嫌だった」
「Aさんからは傷つくことを何度も言われていた、勝手なAさんに合わせるのが嫌だった」
と言っていたそうです。

それまでのAさんは「人から嫌われたのかも」と考えたこともありませんでした。

親友が離れていったのは自分の言動が原因だったと知りショックを受けたけど、
「なら、どうしてその時に嫌だと言ってくれなかったんだろう」とも思ったそうです。

自覚はありませんでしたが、初めて受けた「人が離れていく経験」はAさんの心に大きな恐怖を残していました。
普通の友達とは無難に過ごすことができていたので忘れていましたが、
家族以外で初めて好きだと思ったのはこの親友で、その次が彼だったのです。

彼と別れ、気持ちも不安定な時に大好きなお父さんが亡くなりました。

このような状況では辛くて寝込んでしまう事もあると思うのですが、
Aさんは長子(一番上の子)なので、残された母、兄弟を思うととても辛く、
自分が支えなければと必死に考えていたのでAさん自身は十分に悲しむ事もできずにいました。

気丈に振る舞っていても、彼との別れや父親の死の悲しみから心身ともに疲れ
これ以上傷つきたくないのと、気持ちが離れて言ってしまう別れもも、亡くなってしまっての別れも
もう経験したくないので、仲良くなりそうな人とは「また失うことになるのでは」と不安になり
距離を置いてしまっていたのでした。

彼と新しく組んだ女性の奏者との演奏で嫉妬するのも当然の事なのですが、
ショックが続いてもしっかりしてようと思うあまり、自分の気持ちがわからないままで
苦しい気持ちの原因を探しているうちに「自分はこんな性格だ」と思い込んでしまったのです。


悲しいことですが、お父様の死やこの恋愛が今まで気が付かなかった色々なことに気付く
きっかけにもなったと仰っていました。
「このままでは嫌な事」の改善の為、これからどうしていくか方向性も決まりました。

離れていった元親友とは、昔のことのようでも強く気持ちが残っているので連絡をとって
一度お話をしてみることを提案させていただきました。

別れた彼のことは、別れて悲しいと素直に認められ、復縁を望むかはわからないけれど、
どうして気持ちを伝えられなかったのか、は話してみるそうです。

誤解されそうですが、このような方達は親が甘やかして育てたからではなく、
親子の仲が良かっただけで仲が良いと問題が起きやすくなるわけでもなく、
誰も悪い人がいなくても問題が起こることがあるのです。

Aさんはお申し込みの時点で最後にはしっかりと「改善したい。」と書いています。
どう育ったのだとしても、大事なのは「自分で自分をどうにかしたい」と思うことなのです。

余談ですが、この方はなんと伊豆諸島から埼玉県のここ、マグノリアまで来てくださいました。
遠くからお越しいただき「来てよかったです!」と仰っていただけたので嬉しかったです。
ありがとうございました。

このクライアントさんからのご報告:「気持ちの整理と確認の大切さ」

誰も悪者がいない中で

親が嫌いなわけでもない、愛されて育ったと思っていても、「親なんて嫌い」「親はうるさい、理解がない」と思った事があったり、親の嫌なところの一つや二つがあるというは、ある意味普通のことだと思います。

ところが「親のことを嫌だと思ったことが一度もない」「親の嫌なところは全くない」という人もいるのです。

子供の性格育成には最初の社会、家庭、親が影響すると言われているので、うちの親は毒親だ、そのせいで今の自分は悩みが多い、という方からすると羨ましいことかも知れません。

ですが

  • 好きな人とは話せない、異常に照れる
  • 他人とのコミュニケーションが苦手
  • 自分で大きな物事を決められない
  • パートナーと向き合えない
  • 血縁者以外を人として見れない、思いやりを持てない
  • 50代以降から理由のわからない不安が出てくる

このようなご相談でカウンセリングを受けられる方の中に「親を嫌だと思ったことが一度もない」という方が多いのです。


これは「親を嫌だと思ったことは一度もない」クライアントさん(20代 女性)が、申し込みフォームの相談内容の欄に記入されたものです。
※ご本人の承諾を得ています。

嫉妬感や思い込みのようなものをコントロールできないでいる。普段はよくてもそのような感情が出ると自分でも嫌になる。より近い距離感の人に出やすいので仲良くなってくると不安になり自然に距離をとろうとする癖があるように思う。 改善したい。

クライアントさんをAさんとします。

数年前「好き」と言葉にしたら軽く思えて言いたくないほど大好きな男性と出会い、交際しました。
Aさんと彼はある楽器の奏者です。彼とは演奏でも組むことになりました。
二人のセッションは、自分も彼も今まで感じられないほど素晴らしいものになったそうです。

ところが、ある日突然彼から別れを告げられてしまいます。
それから少ししてAさんのお父さんが亡くなりました。

彼とは別れてからも仕事では一緒です。
Aさんのお父さんが亡くなった時に、彼が支えようとしてくれましたが、Aさんは彼に近づくのが怖くなり、避けるようになりました。彼が怖いというより自分の気持ちの波が怖くて、またあの波が来ると思うと心が固まってしまうのだそうです。

その波とは、彼と付き会っている時は今まで経験したことのないような大きな喜びを感じることができたけれど、衝突した時は胸をえぐられるような苦しみもあったので、喜びの大きさと大きな苦しみを繰り返すことだそうです。
またあの思いをすると思うと怖くなり、彼と仕事するのはやめることにしました。

暫くすると彼は新しい女性の演奏者を見つけました。彼とその女性は恋人同士ではないのですが、演奏を聞いていると嫉妬して苦しい、でもどうしようもできない。復縁したいのかといえばそうではなく、怖さのほうが強いので嫌なのだと言います。

彼に対しての怖い気持ちを話している時に、Aさんは中学時代のある友人のことを思い出し、話し始めました。

中学生になってすぐに他の友人とは比べ物にならないくらい大好きな親友ができたそうです。
まるで家族のように遠慮なく親友に接していたAさん。

ところが暫くすると、その親友はAさんから離れていってしまいました。
理由を聞いても話してくれないし、どうしていいのか分からなくて怖かったそうです。

でも他の”普通”の友達とは何のトラブルもなく仲良くできていたので、今まで思い出すこともなかったそうです。

なぜAさんから大好きな人ばかりが離れていってしまったのでしょうか?

誰も悪者がいない中で②に続きます。

運命の人と最後の恋は、一人と一回だけじゃない


「運命の人だと思う」
「彼以上好きになれる人はこの先現れない」 
「最後の恋だと思う」

彼のことをこんな風に話すのは
「現在、彼と仲良しで何の障害もなく楽しく交際している」という人よりも、
失恋したばかりや、不倫をしているなど切なくて苦しい恋をしている人に多いです。

今は辛いけど、いつかは戻ってくる「運命の人」だと思うから。
今は辛いけど耐えなきゃいけない「いつか自分の思うような幸せがくる」その時まで。
辛いことも多いけど、幸せだからいいの。

二年前、あるクライアントさんも当時の交際相手のことを
「ただ好きとかではなく、魂から好きなんです」と話していました。 

このクライアントさんはバツイチの独身で、彼は既婚者でした。
「離婚してからはもう誰とも付き合いたくないと本気で思っていたのに、彼とは恋に落ちてしまったから不思議なんです」

「彼が離婚することはないと思うので一緒になるのは諦めています。今は一緒になれなくても歳を取った時に、もし奥様が先に亡くなって、彼が動けなくなっていたら私が介護するって決めているんです。側にいられるだけでいいので介護していても幸せだと思うから。これ以上好きになれる人はいないので。」

その為に介護についても今から勉強しているそうです。

なので、
奥様は先に亡くならないかも知れない。逆に彼が奥様の介護をしているかも知れないし、彼が動けなくなるとも限らない。彼が動けないほど歳を取った時には会えないかも知れない、というお話をしました。 

というのも、彼女のご相談内容は不倫ではなく職場での悩みだったのですが、お話を伺っているうちに彼との不安定な関係、そのため将来の不安があり、仕事の不安、職場での悩みへと繋がっていることが分かったからです。

彼との恋愛では辛いことも多いのに ”これ以上好きになれる人はいないから”と辛さを見ないようにしていたので、職場だけでの問題だと思っていたのです。

そこである提案をして、彼女は実行し続けました。

そして二年後、ご報告をいただきました。独身の恋人が出来たそうです!

ご報告のメールです。
※ご本人の承諾をいただいています。元彼をAさん、彼氏をBさんとします。
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自慢でも、のろけでも無く、今ホントにしあわせです。
 幸せって… 心が満たされる事なんですね。
 Aさんを凄く大好きだったけど… 離れられないと思って8年くらい付き合ったけど…
Aさんは年を追うごとに、幸せよりも辛さをくれました。 
別れてからも逢いたくて辛かったけど…Bさんと出会いBさんの空気が私を包んでくれてどんどん癒され、Aさんを忘れられました。そして、今でもBさんが大好きでたまらないです。 
Bさんと付き合い始めてしばらくしたら、Aさんから連絡があって話す為に会った時に、〔会社の前で待ち伏せされたりしてたから話す事にしました〕戻って来てほしい…だからと言って何も変わらないけど…って言われました。
私が辛い思いをしてるのを分かっていて、それでも良いんだ。って思った。
カウンセリングを受けた時に、私も私の辛さを無視していたのが分かってきました。
だから、私も共犯なんでよすね。
Aさんを大好きな時には、私のことを真剣に考えてくれてると思ったけど… 今思うと、Bさんの比じゃありませんでした。
既婚者だから、好きな女を背負う気なんて所詮ないんですよね。 
待ち伏せして、話したいって言われた時に、正直迎えに来てくれたのかな❓って思いました^_^; 
でも、離婚するわけ無いんでよね。 だから、すっぱり別れられたかも知れません。
(省略)
辛さを我慢してれば、Aさんか神様が良いことをしてくれると思うのをやめられてAさん以外を見るようにして、
出会いを求めてみるようになれて本当によかったです❗️

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不倫だとこうなりますよ~、を言いたいのではなく、
不倫ではなくても、恋愛で辛い思いをしている方ほど「運命の人・最後の恋」だと思いがちです。
でも「運命の人」はひとりではないのです。

同じ相手でも、その時の自分でなかったら付き合っていないかも知れないので、彼女の別れた元旦那さんも、不倫していた彼も全て「運命の人」です。

でもまた「運命の人」は現れました。新しい恋が始まると皆さん、
「なんであの頃はあんなに好きだったんだろう?」 「彼以上好きになれる人はいないって思っていたのに」と言います。

恋をしている最中に「運命の人なんて一人じゃないですよ」と言われても、「いいえ、この恋は他とは違うの」と答えるでしょう。その時の気持ちは本物ですからね。

しかしあまり辛いと、その辛さを「好き過ぎるからこその切なさ」だと思い込んでしまっている事もあります。

楽しいこともあるから付き合っているのでしょうが、辛いことも多いという人は、楽しいこともあるけど「辛いものは辛い」と認めてみましょう。

辛いことを長く続けていると「好き」というよりも、「ここまで頑張ったんだから引き返せるものか」と意地になっていたり、疲れ果ててしまい、別れることも、新しい相手を探す元気もないだけで続けているのかも知れないのです。

因みにこの女性は50代半ばです。
「運命の人だ!」 は何度も思ってもいいですが、それを「最後の恋」だと決めるのは、またまだ早いかも知れませんよ!