困っていることより、小さな嬉しいことを熱く聞こう

子供との会話の中で、成績が良かった、賞を取ったなどの特別なことではない何気ない話、
ただ楽しかった話、ただ嬉しかった話は「そう、よかったねー」と流しているのに

子供が、先生や友人の不満や悪口、悩みを少しでも話し始めると、「なに?何があったの⁉︎」と、
急に熱くなり話に喰い付いてしまうということはないでしょうか。


心配で冷静でいられなくなってしまうのでしょうが、大人でも「愚痴」なのか「解決したい問題」なのか
判断出来ずに話していることはあります。

子供なら、自分が悪いのか相手が悪いのかも分からない、少しだけ嫌だったことや残念だったことは、
親にこぼしたい時もあるでしょう。

勿論、子供が困っている時は真剣に話を聞いてあげるべきですが、子供が話し始めてすぐに親が熱くなり、
話に食い付いてしまうと、子供としては何気なくこぼしたことでも、親の反応から
『そんなに大変な出来事だったのか!』『そんなに自分はひどい事をされていたのか!』
と思ってしまうことがあります。

先生はそんなに自分を嫌っていたのか・・・。自分はいじめられていたのか・・・ 。

先生や友達を見る目が変わってしまったり、自信をなくして萎縮してしまったりすることもあります。

友達との喧嘩なら、子供が少し話しはじめた途端に、親が友達を悪者と決めつけて罵ったりしてしまうと、
子供としては、ただ話を聞いてもらいたかっただけでも親の勢いから引っ込みがつかなくなり、
話を大袈裟にしてしまったりすることもあります。

また、親の目がこちらに向いた事に喜んでしまい、無意識に「いつも困ってる自分」になってしまう事もあります。

それとは逆に『心配をかけてはいけない』『困った自分をみせるのは恥ずかしい』と思い、
困ったことがあっても親に相談をしなくなってしまうこともあります。

子供に何か困ったことを話してきた時は、なるべく冷静に詳しく話を聞いてみるようにしましょう。
素っ気なく、あしらうようにするのではないですよ。
騒がずに、子供が話している間は口を挟まず、でも真剣に聞いてあげましょう。

そして困っている時ばかりではなく、普段の小さな嬉しいことこそテンションをあげて一緒に喜んであげましょう。

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