悩みの原因も解り、方向性も決まり元気になったクライアントさんの中には
「私、本当はこんな感じの服が着たいんです」
今までメイクをしていなかった人は「本当はメイクをしたいのですが」と自分が本当にしたかった事に気づき、外見も変化したくなることがあります。とても良いことです。
しかし、そこであることが理由でためらってしまうのです。
それは、メイクをするようになったり、今までとは違うイメージの服を着たら
「(周囲の)人から何か言われそうで・・・。」と、ためらうのです。
そんなの気にしなきゃいいと思うかも知れませんが、
実際に嫌な事を言われたという方もいるのです。
メイクをしたり、メイクを変えたり、パンツやデニムばかりだった方がスカートを履いただけでも、
何かを少しでも変えると、
「なに?どうしたの?」「なに張り切ってるの?」
「今日は何か頑張ってるけど、どうしたの?」などと言う人がいるのです。
今までやっていなかった事を始めるのは勇気も要りますし緊張するものです。そこでこんなことを言われたら、恥ずかしくなるし、嫌な気持ちになってしまい、やる気も失せてしまうでしょう。
このような「意地悪な人」は、なぜそんな意地悪を言うのかというと、その人自身が自分の本当に好きなことが出来ていないからです。金銭的な問題でではなく、自分も人からどう思われるかを気にして出来ないのです。
なので人にも自分と同じようにいて欲しい為、『素敵だな、いいな』と思えば思うほど、それをやめさせたくて足を引っ張るのです。
このような理由で自分のなりたいイメージになるのをためらってしまうという人は、メイクやファッションを変え、意地悪を言いそうな人に初めて会うときに『何か言われたらどうしよう』と怯えるのではなく、『絶対に何か言われるだろう』と構えていましょう。
そして実際に意地悪なことを言われたら、素直に(フリでも)「前からこうしたかったから思い切ってやってみたんだけど変かな?駄目?」というように、意地悪には一切気付いていないフリをして聞いてみるのです。すると意地悪な人達は一変して「そんなことないよ、可愛い!」と褒めてくることが多いのです。
これは、意地悪をしようとしている人の中には無自覚だとしても『やましい気持ち』も必ずあります。
意地悪しようとしたのに、素直にアドバイスを乞う(頼られる)ようなことを言われたら意表を突かれます。
そこで初めて、羨ましさから意地悪しようとしていたことが恥ずかしくなり、素直に褒めることができたり優しくなったりするのです。
この「足を引っ張る周囲の人」とは、同じ職場の人だったり家族だったりもしますが、一番多く聞くのは「友人」です。
自分が素敵に変化していこうとすると、友人から嫌がられる、意地悪をされる、足を引っ張られるだろうと分かっていながら、それが「友達」というのもおかしいのですが、
友人とは、最初は考え方や好みが似ていたから仲良くなり付き合っていたのだとしても、自分に疑問を持ち、このままじゃ嫌だと思い自分が変わると、今までの友人達とは合わなくなり、自然と付き合う人達が変わっていった、ということは良くあることです。
しかし、同じようなケースでも、有人達から意地悪を言われながらも自分の好きなことをやり続けていたら、友人達も素直に「私もこういうの着たいな」と言うようになり、それから他の友人にも同じような変化があり、以前よりも自分も友人達もみんなが仲良く楽しくなったとの報告も受けたことがあります。
嫌な事があった時に慰めてはくれるけど、良くなる時には足を引っ張る人よりも、嬉しい時に一緒に喜んでくれる人が友達であって欲しいですよね。