回避依存症男性の特徴と心理・付き合い方

近年、「彼が回避依存症みたいで」というご相談が増えてきました。

  • 仲良くしていたのに急に彼からは連絡が音信不通になった
  • 急にLINEの返信が来るまでの間が開くようになった
  • 急に彼から連絡が来なくなる。連絡をすれば返信はくる
  • それまでは彼からも誘ってきていたのに、急に誘いがなくなる。誘えば応じる
  • 理由を聞いても「何もない」と明るく答えてくる、もしくは聞いたあとに音信不通になる
  • 距離を置かれるが、はっきりと拒否はされない

このように仲良くしていたのに突然距離を置かれてしまったということがあったなら、もしかしたら彼は回避依存症かも知れません。彼が回避依存症だった場合、一般的な男性と同じように考えてしまうと理解できないことが多く出てくるでしょう。上手く付き合っていくには回避依存症の特性をよく理解する必要があります。

目次

回避依存症とは

人から見捨てられたり傷つくのを恐れ、親密な関係になることを避ける傾向がある人です。

人と親密になると「これ以上近づいてしまったら自分が傷つく」裏切られるかも」「見捨てられてしまうのではないか」と思い始める癖があり、傷つくのを恐れて相手を避けてしまうのです。

親密になる以前に自分よりも優れている人間や、恋愛感情を持った相手には「いつか相手にされなくなるのではないか」と恐れたり、居心地の悪さを感じ相手から好かれていても自分から離れてしまう。

そのため不安を感じないで済む、「共依存相手」+「どこか見下せる人達」の人間関係を好む傾向があり、努力家で才能に溢れている人も多い割に仕事に生かせない、仕事が続かない、成功したとしても長くは続かず挫折してしまうことも多いのは、優れていると感じた人間からは離れてしまい、見下せる人達の中で満足してしまうことや、共依存相手がいる為に他の人間関係での我慢がきかなくなったり挫けやすくなるなど、共依存相手と足を引っ張りあっていることにあります。

繊細で複雑な思考の流れと、美的感覚に長けユニークな発想を持つことからモテる人も多い。男女ともに回避依存症はありますが、男性に多いといわれています。回避依存になる原因は男女ともに同じですが、特徴は男性と女性では違う部分も多い。ここでは男性の特徴について書きます。

回避依存症になる原因

主に幼少期の母親との関係が原因だと言われています

母親が過干渉すぎた・躾が厳しすぎた・無視されていた・虐待されていた
離婚、突然の死などで親が突然消えた等。

どれにも共通しているのは幼少期に自分の気持ちを無視されて育ったということです。

自分の気持ちを無視されるとは、同時に自分以外の意思に縛られていた
支配されていた、または支配されていたと強く感じていたということです。

また、自分が否定されたと思うような大きな心の傷となる出来事があった。
過去の恋愛でのトラウマ何らかのコンプレックスに長期間苦しんでいた経験がある等。

回避依存症の特徴

  • 社交的である・初対面の人とも打ち解ける
  • 明るく穏やかに見える
  • 無邪気に見える
  • 努力家
  • 責任感が強い
  • ワーカホリック
  • サービス精神が旺盛
  • 優しい・ユーモアがある
  • 繊細で美的感覚に優れセンスも良いのでモテる人が多い
  • 魅力的である・個性的な雰囲気を持つ
  • 深い内容の話を避け、軽い会話を好む
  • 不安定な女性の話をよく聞ける・共感できる・助けになろうとする
  • 一人の女性との交際が長く続かない
  • 一人で過ごすことを好むが、大勢に囲まれていることも望む
  • 趣味のグループやコミュニティーに属することを好む・リーダー的存在になり甲斐甲斐しく活動する
  • 広く浅くい交際が多い・男女ともにメッセージのやりとりしている人数が常に多い
  • 妻や彼女がいても浮気を繰り返す
  • 急に連絡が途絶えることがある
  • 仕事が長続きしない・もしくは一人で行うような職に就く
  • 自分を大きく見せたがる・その為に嘘をつくこともある
  • 人から意見されることを嫌う
  • 結婚は自分から積極的にしたがらず、妊娠をきっかけにするか周囲から押されて仕方なくする
  • 内面を話したがらない

本人が自覚していない(したくない)特徴と心理

  • 自分は人から認められるべきだと思っている
  • 本当の自分の正体を知られたら嫌われてしまうと恐れている
  • 傷付きやすい
  • 不安になりやすい
  • プライドが高い
  • 嫉妬深いが決して表に出さない
  • 人を信用できない
  • 言葉に敏感である
  • 承認要求が強い
  • 倹約家だか自分が欲しい物には散財する
  • 詐欺師のような自分を想わない人物からは騙されたり利用されやすい
  • マイルールがある・マイルールを崩されるのを嫌う
  • からかわれるのを酷く嫌う・冗談が通じない
  • 人に操られるのではないかと警戒している
  • 他者に内面を知られると負ける、嫌われる、支配されてしまうと感じる
  • 人間を簡単に操れる人間が存在すると思い込んでいる
  • 否定されることを異常に嫌う
  • 相手にそのつもりがないくても否定されたと捉えやすい
  • 怒りっぽい・怒りを溜め込みやすい・根に持ちやすい
  • 嫌なことをされてもムキになったら負けだと思い、怒りを隠す
  • 嫌な出来事があっても考えるのを避ける
  • 嫌な事を考えるのを避ける為に遊びや仕事に夢中になる
  • ストレスを溜め込みやすい
  • 人から意見されることを嫌う・指示されたと捉える
  • 同性異性ともに全てが自分よりも優れている人とは付き合いにくい
  • 惹かれた異性には、相手からも近寄って来ないと自分からは近寄れない
  • 人から嫌われるのを恐れる
  • 親密になった人間には責任を取らなくていけないと思う
  • 責任=縛られる、との思い込みが強い
  • 縛られるのを嫌い親密な人間関係を避ける
  • 女性と親密になると見捨てられ不安から次の女性を探し始める
  • 自分は人から認められるべきと思う反面、自分は受け入れられないとも思っている
  • 自分は幸福だと思っているのに、いつも何かが虚しい
  • 自分は癌など何らかの病気なのではないかと怯える時がある



深く傷ついた経験から自分の気持ちを振り返りたくない為に内観が苦手である。内観できていないので潜在意識では「傷ついた自分」を嫌い認められていない。親から辛い仕打ちを受けて育っていても「良い親だった」と思い込んでいることもある。

「傷付きやすい自分」を嫌うので、「明るい・ポジティブ・穏やか・器が大きい・適当」などの性格に憧れ、自分がそのような性格であると思い込んでいることもあり、他者からもそう思われていたい。

その為、若年期には我儘で傲慢な女性にも、自分の理想像である理解があり従順な彼氏(夫)として接し、女性から暴言や暴力を受けても我慢し続け、突然出て行ってしまうということもある。

真面目で責任感が強過ぎるために、責任を嫌うので、交際したばかりの頃は彼女に毎日連絡するなどマメにしているが、そのうち義務感が生じてしまい相手に縛られているような感覚になるため突然連絡したくなくなる。

特定の相手に対して捨てられる恐怖から親愛な関係になることを避け、保険のために複数の相手と関係を持つ

女性の共依存相手がいる場合は、共依存ではない「本当の愛情」を求めるのと自己顕示欲の為に浮気を繰り返すが、一度共依存相手ができると、その女性の元から離れて他の女性に元に行くことは、ほぼない。

回避依存症の人間関係は大きく三つのグループに分かれている。
A:共依存相手
B:惹かれた相手・自分よりも優れていると思う人達 
C:どこか自分よりも下だと思える人達 

グループ別で人としての見方が違い、これを本人が自覚していない為に、恋愛では回避依存本人も、彼に恋をした人も混乱を起こします

回避依存症、他者のグループ分け

C:どこか自分より下だと思える人。無感情でいれる相手

男女ともにどこかで自分よりも下だと思える人
軽蔑している面もある。
自分が作った理想の人物像(明るい・穏やか)しか見れない人達。
対等に向き合っていないので何を言われても傷つくことも怒ることもない。
心を開いているのではなく見下しているので伸び伸びと好きな言動ができる。
感情を使わないので済むので簡単に相手ができる。
悩みや愚痴などに合わせて上部だけの共感はできる。
自分を取り巻くものとして居てほしいので礼儀正しく接する。
相手が喜ぶことなら無感情でどのような言葉でも平気で言えてしまう。
自分の感情が動くことがないという安心からの居心地の良さがある。

疑い深く人から操られることを警戒しているのに騙されたり利用されてしまうことがあるのは、Bのような人には警戒するが、Cのような人間のことは見下していて警戒しない為にCの中にいる人物に騙される。

共通の知り合いがいない異性
共通の知り合いがいない、依存しやすい不安定な女性に好んで近づく。
回避依存症自身も痛みを抱えているからこそ不安定な女性の話を聞けるので好かれる。

一度きりの肉体関係を持つのに抵抗はなく、性欲から求めるというよりは自分が求めたことにより相手が喜ぶ姿を見たくて肉体関係を持つ。このような相手とはその後二回目、三回目と会うことはあまりない。

相手のためではなく承認欲求を満たす為に近づくので、相手が自分のペースを乱すように求めてくると無視するが、自分を追う者は無くしたくなかったり、その後の相手の気持ちを考えるほどエネルギーを使わないので忘れていルことから、放置していながらも連絡が来ればたまに返信をする。

気持ちがない相手に追われても自分からハッキリと断ることはしない。その為女性がストーカーのようになる場合もある。

稀に、このような舐めてかかっていた女性なら裏切らないだろうと信じてしまい裏切られることもある。不安定な女性には回避依存性もいるので同じことをされてしまう。

B:惹かれた人・自分よりも優れていると思う人

同性の場合
自分よりも優れていると感じた知人。
最初は同等、自分より下だと感じていた者が自分よりも優れている・評価されると感じると、相手から好かれていても自分から離れてしまう。

異性の場合
魅力を感じ、惹かれた女性。
本当に惹かれた女性には、女性からも積極的に好意を示さない限り近寄らない。自分から猛アタックするようなことはない。

最初は普通に付き合えていても、好きになってくると潜在意識で「失う恐怖」が始まる。

付き合ってすぐから直ぐにでも、見捨てられ不安から、保険のように他の女性と関係を持ちたがる。

尊敬できる面が出てくると「自分は相手にされなくなるのではないか」と不安になり離れたくなる。
無意識に失うことを恐れ、相手に非常に気を遣うので疲れてくる。すると顕在意識では「疲れる相手だな」と思うようになる。

恋愛感情があるので無意識に調子が狂ったり内面が出てしまうが、内面を知られるのを嫌うために、顕在意識では相手に非があるように思い『心に土足で踏み込んでくる人だ』と感じてくることがある。

最初は甲斐甲斐しく接するも、義務感が生じてくると縛られているようで苦しくなる。

責任を問われるのを恐れる為、段々と自分からは連絡をしたり誘うことをしなくなり、「可愛い」「嬉しい」「楽しい」と言ったり態度で愛情を示すことはあっても言葉や文字で「好きだ」「付き合って」と伝えることもしない。

愛情を確信できると他の人には言えないようなキツい発言、冷たい態度を取ることがある。

音信不通にするなど愛情を試す行動を繰り返し、相手が離れていくと『やはり見捨てるのか』と傷つく。
プライドの高さと傷つくのを恐れ、一度離れた相手に自分から連絡をすることはない。

A共依存相手

同性の場合
どこかで見下せることができる、貶せる相手。軽蔑している面もある。
自分を頼ってくることを疎ましく思いながらも、二人だけで行動することを好む。
お互いに足を引っ張る面もある。相手の成功や幸せを心から喜べない。

不良仲間の片方が更生しようとすると、もう片方は自分の仲間ではなくなってしまうのが嫌で、悪事に誘ったり巻き込む心理と似ている。

異性の場合
尊敬もなく女性としての魅力を感じていない妻や彼女。近くに住むか同居していることが多い。
軽蔑している面もある。
個性的なタイプが多い回避依存症とは対照的な、平凡で地味なタイプが多い。

お互いに愛情が無くはないが、相手の幸せよりも自分の欲望の為に一緒にいる。

回避依存症からは『一人になることはない』『自分からは絶対に離れない人がいる』と思えるための存在。

彼女達からは、回避依存男性が自分の元に居ることによって得られるもの(個性的、モテる男性が自分の夫や彼だという立場)で『自分の存在価値を高るため』の存在。

「彼のお世話をしている・彼は自分が育てた」と思い込み、他者からも「自分あっての彼」だと思われたい。
他者から注目されるのを好む。極端な歳の差婚も多い。

独占欲とエゴが強く、疑い深い回避依存を 冷静にコントロールすることできる。
「あなたは私なしでは何もできない」と無意識に思わせる。
回避依存男性が好き勝手をすると無視をしたり怒ることはあるが、悲しんだり傷つくことはなく、耐えているわけでもない。

回避依存男性は「自分から離れないでいてくれる」という感謝があるので時にとても優しくする。

経済的に自立していることが多く、回避依存男性が職を失っても金銭面で支えていることもある。

男性がアーティスト、開業などを目指している場合、応援しているようで大きく飛躍することは阻む。
自分が開業資金を出す、自分の協力無しでは続けていけない事には協力する。

地下アイドルの熱烈なファンが、アイドルを育てたのは自分だと他者に思われたい、応援しながらも人気が出てしまうと自分から遠くなってしまうのが嫌で、陰で悪評を流しては慰め役に回るような心理。

回避依存症もまた、彼女達が良く変化する(化粧・服装を変えるなど)のは面白く無いので妨げようとする。

回避依存性男性は愛されていると思いながらも無意識では愛情がないのを感じる為、寂しさや虚しさから浮気を繰り返すが、一度共依存相手ができてしまうと婚姻関係がなくても他の女性の元にいくことは怖くてできない。

回避依存症との恋愛が難しい理由

主にAと共依存しながらCのような人達と浅く広く付き合い、Bのような人との関係は続かないからです。

あなたがBにいるのだとしたら「どうしたら以前のように普通に仲良く付き合えるのか」と悩んでしまうでしょうが、

彼に好かれたり、愛情を注ぐほど彼は逃げたくなり、少し安心してくると今度は責任を感じて縛られているような感覚になり逃げたくなる。その思考の流れを彼本人が気が自覚していないので難しいのです

では『回避依存性が改善されれば』と考えるかも知れませんが、本人に改善したいという意思がなければ無理です。

改善する為には先ず本人が『自分は回避依存性だ』と認めなくてはなりません
ですが回避依存性の特徴として内面を見ることを避けるので自分から改善したいと思うことは少ないのです。

誰かの言動、他者との出来事によって内面を振り返りそうになることがあったとしても、自分ではない「他者」との間に起きたことは、自分の中で「自分を否定されたこと」になり、傷ついて終わってしまうことも多いのです。

少ないですが、自分で気づき改善している人もいます。その場合完全に改善されるのではなく、痛みを伴いながら自分を振り返ることを続け、自分と戦い続けています。

『誰かが改善を勧めたらいい』と考えるかも知れませんが、回避依存症には「人から指図されるのをとても嫌う」という面が在ります。誰かが助言すればするほど拒否するでしょう。

ではどうしたら回避依存症の人とうまく付き合っていけるのでしょうか。
回避依存性の特性を理解し、振り回されないよう、焦らずに根気強く付き合っていくしかありません。

回避依存症の彼と付き合っていくには

回避依存男性との関係は、距離が縮まったと思えば離れてしまうので焦って追ってしまいがちになりますが、とにかく不安感を煽らないように、責めないようにし彼の中に「愛されている実感」と「信用してもいい」というポイントを焦らずゆっくりと貯めていくことです。

彼が安心して急に素直になったり連絡が多くなることがあるかもしれません。その時に自分も安心もして手を抜くと、また信頼を失い、一度失われると信頼が回復するまでに時間がかかるので注意しましょう。


約束を守る・記念日を覚えておく

会う約束をした日、電話をかける時間、待ち合わせの時間に遅れないようにするなど、些細な約束も守りましょう。約束を守れない時には事前に連絡し、きちんと理由も説明しましょう。
約束を守れなかったとしても彼は「気にしていないふり」をするかも知れませんが、気にしています。

ある程度付き合いが安定してきて、慣れから「もうこのくらいは許されるだろう」は無いと思ってください。一般的な男性との付き合いとの許容範囲とは全く違うことを理解しましょう。

記念日を祝っても彼は覚えていないふりをしたり、約束を守れなかった時に理由を説明をすると、彼は「気にしなくていいよ」と「全く気にしていない素振り」をするかも知れませんが、気にしています。

回避依存症の人も、音信不通になることはあっても基本的に真面目なので約束や時間を守ったり、感謝もしっかり伝えてくれる人が多いと思います。


嫉妬させない

幼馴染みだろうと、ただの友達であろうと同僚だろうと異性の話はタブーです。
仕事上で上司に助けられたという話でも、上司が男性なら彼には話さないようにしましょう。


駆け引きをしない

嫉妬もですが、他の男性には効果がありそうなことでも、不安になりやすく人を信用しない回避依存症に駆け引きは禁物です。絶対にやめましょう。返信が来ないからと放置してみても、「どうして連絡してこないんだ」と逆に恨まれたり、「やっぱり離れようかな」と考えられてしまいます。


愛情を試されても、全ての要求に応えようとしない

愛情を試すとは「こんなことをしても本当に嫌いにならない?(言葉では言わない)」とでもいうように、甘えたり、要求が激しくなります。(本人は、ほぼ無意識に行なっている)その欲求に応えてしまうと、次は「じゃあこれならどう?」と、さらに無理な要求をしてくるようになります。

要求に応じ続けたとしても、今度は「自分も何かをしなきゃいけない」と責任を感じ始めたり、「無茶な要求に応じるのは自分を縛り付ける為だろう」と裏に何かあるのではないかと考え始めます。自分のペースで出来ないことは出来ないと断りましょう。


責めない

回避依存性男性は相手の気持ちを不安にさせるようなことを自分でしながらも、責められたり、信用されないの酷く嫌います。

返信がこなくても急用、返信が必要ではない内容なら「どうしたの?」「何かあった?」と立て続けにメッセージを送ったり「私が何かした?」「なんで返信しないの?」と詰め寄ったり責めるのはやめましょう。

返信がない時は、愛情を試していることもありますが、適当に扱ったり意地悪や駆け引きをしているのではなく不安定さや迷いから「返信しない」のではなく「返信できない」時もあるのです。

会う約束を決めている途中で等で返信を急ぐ場合は『このまま返信しないで会わないつもりなのかな』という疑いを捨て、「○○どうしようか?」など、内容だけ伝えるようにしてみましょう。


内面を無理に話してもらおうとしない

回避依存症は軽い会話を好み、愚痴はこぼすことはあっても自分の内面を話すのが苦手です。無理に聞こうとすると余計に口を閉ざします。それでも、内面を聞いてもらいたい気持ちは誰にでもあります。

もし自分から話してきたら、会っている時間が終わるまで口を挟むのはやめましょう。聴いている間はオーバーに共感したり「それはこうした方がいい」「それはよくない」と意見せず、静かに聴きましょう。

「内面を話してしまった」と気づかせてしまったり、意見されたと感じると暫くは内面を話すことをやめてしまいます。焦らずにゆっくりと信頼を得るようにしましょう。


愛情を示し続ける・感謝はきちんと伝える

彼がしてくれなくても、言葉でも文章でも良いので愛情を伝え続けましょう。返信がなくてもあまり間を開けずラインを送るなどしましょう。小さなことでも感謝を忘れずに伝えるようにしましょう。

振り回されないようにする・集中できるものを持つ

連絡がなくても不安になりすぎたり「連絡がきた!」と彼の行動に一喜一憂しないようにしましょう。
回避依存症の人は不安から連絡をしてこないこともありますが、一人の時間も好きです。何かに集中している間は連絡はできないことも、会えないこともあるでしょう。それをいちいち気にしていたら身が持ちません。
不安になりすぎないようにする為には回避依存の特性をよく理解し、彼を信じ、彼のことばかり考えないよう、自分も何か集中できるものを持ちましょう。


助けてあげたいと思うのはやめる

彼が「回避依存症」だと思うと「彼を救ってあげたい」と考えるかも知れませんが、回避依存症はその人の特性であり病気ではないのです。何も魅力を感じない男性を追いかけて助けたいということはないですよね。「彼のことが好きで自分が求めているのだ」と自覚し、「あなたを助けたい」というスタンスで接するのはやめましょう。敏感で人から支配されるのを嫌う回避依存症は「あなたを助ける為に」という考えを察して嫌がります。

共通の趣味・話題を持つ

回避依存性は一見お喋り好きに見えますが、話すのが苦手です。共通の趣味があれば話もしやすいのですが、無理に合わせなくても何か共通の話題を見つけるようにしてみましょう。

大切なこと

本当に彼は回避依存症なのか? 関係がおかしくなったのは彼の回避依存症が原因なのかも考えてみましょう。

彼との関係が上手くいかなくなると誰でも原因を探したくなるものです。原因を特定したいのと、彼に嫌われたのを認めたくない為に、彼が回避依存症だと思いたくなる人ます。

残酷ですが、回避依存症でなくても理由を言わないまま突然音信不通になってしまう男性もいます。
彼が回避依存症だったとしても本当に嫌われてしまったということもあります。

回避依存症の特性をよく理解し、本当に彼は回避依存症なのか?しっかり考えてみましょう。

俗にいう「遊び人」との違いは、回避依存症が求め恐れるのは「心」なので、一度音信不通にした女性に自分から連絡をしたり、自分の都合で女性を呼び出して性行為を求めたりしないところでしょう。

彼が回避依存なのか見極めるのが難しいのなら、自分の中で「彼を追う期限」決めることを勧めます。先に述べたように回避依存症は、気持ちのない相手にも拒否することをしません。久しぶりに連絡が取れたり、会えたとしても感じの良い文章、態度で接するので、女性が追いかけてしまいやすく、回避依存の男性を追い続けて、あらゆる努力をしても長い年月を費やしても何も変わらず曖昧な関係が続いた結果、精神的に参ってしまい体調を崩してしまう女性が多いのも事実なのです。

「回避依存症の特性」を読み、『何となく気持ちが分かる、やはりそうだったか』と自然に思えたり、「回避依存症の彼と付き合っていくには」を読んで「普段から自然と行っていた行動だった」と思えた人ならいいですが、

彼の為に無理をしている、いつも悩んでいる、辛い状態が続いているという人は『彼と上手くいく方法』探したり、考えてばかりいるのではなく『自分が無理をしないで幸せを感じられる交際とはどのようなものか』と、自分のことも考えてみましょう。

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