直接話してみないと分からない


表現と受け止め方の違い にも書いたように、本人に直接聞いてみないまま
相手の気持ちをこう思っているのだろうと決めつけてしまうと、損をする事があります。

これは20代の女性からのご相談です。※ご本人の承諾を得ています

ご相談内容
上司から無能だと思われていて無視されてる。自分だけ仕事を回してもらえない。他の社員からもそう思われているか怖い。失敗したくないのに、萎縮してしまい余計に失敗してしまう。なのでこのまま自分から辞めたい。けど本当は辞めたくない

どうして上司の方が無能だと思っていると思ったのか、理由を細かく聞いてみると、
上司から何か決定的な何かを言われた李、無視をされたということはありませんでした。

彼女が上司がやっていた仕事を手伝おうとした時に「あ、大丈夫だわ。いいや」と言われたので、
『自分が無能な為に、無視されている』と思ったそうです。

このまま怯えて失敗し続けることも嫌でしょうし、それで辞めてしまうのなら、
上司の方と直接お話をされてはどうでしょうか?と提案し、
「上司の方に、話をする時間を作ってもらう頼み方」と「どう話すか」をアドバイスさせていただきました。

彼女は思い切って上司と話してみることにしました。

こうして直接聞くことにより、もしこの上司が彼女のことを『無能だ』と思っていたのだとしても、
彼女仕事への熱意も伝わり、上司の気持ちが変わることもあるからです。

上司に聞いてみたところ、

「ああ、失敗するのは仕方ないのに、君に少し注意すると何度も謝ってくれるので、悪いと思って仕事を頼み難くなっていたのかも知れない。そんな風に気にさせていたなんて、こちらこそ申し訳なかった」と言われたそうです。

彼女はこの出来事から「私は恋愛でも同じような事(直ぐに嫌われたと思ってしまう)をしていたのかも知れない」
と気づきました。

それからは上司とも、他の方とも自然と話しやすくなり、失敗は減ったような、気にすることが減ったのか分からないけど楽になったとご報告をいただきました。

今までの自分思い癖を変えることは、小さなことでも実践し、小さく実感することにより確実に変化していきます。

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