別れを受け入れられない

恋人から別れを告げられた場合、直ぐに納得して別れるという方が難しいですね。
悲しさが続いてしまうのは仕方がないです。しかし、いつまでも別れを受け入れられていない人には、
怒りから別れを受け入れる気がない人と、依存から別れを受け入れらていない人もいます。

別れを告げられた時には、誰でも冷静ではいられず「どうして?」と聞いてしまうと思いますが、
怒りから別れを受け入れる気がない人は、別れをどこか“喧嘩の延長”のように捉えていて、
「何そんなこと言いだしてんの⁉︎」 と怒り、「この喧嘩をいつまで続ける気?」 と考えていることがあります。

怒りから別れを受け入れる気がない人がやってしまいがちなことには

  • 「別れたくなった理由を教えて」「納得出来るように説明して欲しい」と何度も聞く
  • 理由を聞いてからも「それはいつから思っていたの?」と何度も聞く
  • 相手に「そう思うのはおかしい」「意味が分からない」と言い返す

相手が何を言っても、別れを受け入れる気がないので聞く耳も持たず、理解する気もないので何度も同じことを聞きます

次に「何が嫌だったのか教えて、教えてくれたら直すから」と言う。

これは一見謙虚なようなのですがでとても傲慢なことです。
相手が考えた末に決意したことを無視し、一時の迷いのように扱い『どう なだめりゃいいのよ』と思っているのです。
真剣に相手の話を聞いているのなら、聞く前から簡単に「直す」とは言えないはずなのです。

それでも相手が別れを撤回しないと「真の愛情が分からない人」酷い場合は「彼は(彼女は)病んでいる」「目を覚まして欲しい」と思ったり。

自分から離れることは『間違い』であり『迷い』であると考えているのであれば、彼のことを『自分で自分の事も考えられない人』 扱いしているということです。

これらは”自分の思い通りにならないと我慢できない人”が考えやすいことなので、相手はそのような部分が嫌になったのかも知れません。

考えてもみてください、『相手が考えを変えたら戻ってくる』(相手をどうにかしたら戻ってくる)と思っているのなら、『自分はそのままで大丈夫 』だと思っているので、それでは相手から“別れたいと思われた時の自分”と何も変わっていないのです。



依存から別れを受け入れられない人は、
交際をしてから自分に起きた良いことは全て“ 相手が居たから ” で、自分がやりたくてした事も“ 相手のためにやった ” と思っています。良いことも “ 相手のおかげ ” でと思い、悪いこともどこか全て “ 相手のせい ” にしていた人です。

『恋人在っての自分が全て』 そこに負担や疑問を感じて別れを選んだ人もいたでしょう。

このような人は、相手を “ 運命の相手だった ” と思いやすく、いつか戻ってくることを待っていることがあります。

相手が好きだった髪型を変えないでいて
「次に会った時、髪型を変えないでいる自分を見てどう思うかな…」と思っていたり、

髪型を変えようとしたらしたで
「次に会った時、好きだった髪型を変えてしまった自分を見たら 何か思うかな?」

別れた恋人からのプレゼントも「まだコレを使っている自分を見たらどう思うかな…」
「使わなくなっている自分を見たらどう思うかな…」

これをやったら…、これを続けていたら…、これをやらないでいたら・・・彼(彼女)は。

別れてからも、相手を中心に自分のことを決めているのです。

新しい出会いがあっても「辛い事があった後には願いが叶う」という思い込みから、新しい人を受け入れたら「(前恋人が)戻ってこなくなるかも」と新しい出会いを避けることもあります。

振られた相手が戻ってくるのを待ち続けるというのは、健気なようなのですが、「相手がいつか戻ってくる」と思っているということは、相手が「別れたことは間違いだったことに気づき戻ってくる」と考えていることになります。

これは「怒りから別れを受け入れる気がない人」と同じで相手の意思を尊重していないのです。
別れた原因は自分の中にあると考えていないということです。

別れを告げるというのは告げる側にも痛みが生じます。一度は好きになった相手に辛いことを告げるからです。
それを全く理解せず、振られた時と同じ自分のまま追い、待ち続けているのです。

「受け入れられない」「いつかは戻って来るかも」と思っていても、そうしている間も別れた相手は前を進み、新しい時を生きています。

復縁を望むのだとしても、望むのだとしたら尚のこと先ずは「終わった」という事実をしっかり認めることです。

認められた時にやっと、交際をしていた時に相手や自分のことを冷静に見つめられます。その時に初めて、これから自分はどうするかを考えられるようになるのです。それでも今までの自分の考えを変えるというのが難しい時はご相談ください。

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