※ご本人の承諾を得ています
40代 女性 Aさん
《ご相談内容》
ダイエットしても続かないエステに通ってもなかなか効果がみえない
知り合いに勧められ、断りきれずにマグノリアにお越しになったそうです。
「今まで何度かダイエットをしようとしたけど、挫折を繰り返しています」
人に勧められたとしてもここに来たということは、最近何かきっかけになったものがあると思うので伺ってみました。
「今、好きな人や気になる人はいますか?」
するとAさん
「気になる人と言うか、連絡は取り合ってる人はいますが、好きとかではないです。」
強く否定されました。
ですが、彼のことをとても話す時のAさんはとても楽しそうなので
「好きなんですよね~認めてしまえば?」と砕けた感じで言うと
「そうかもしれないですね。」とAさん。
カウンセリングと催眠療法の結果、ダイエットをいくらしても挫折してしまう原因は、Aさん自身が『 痩せたくなかったから 』ということが分りました。
自分でも気が付いていなかった理由は、40を過ぎているのに結婚していないと、人から『性格に問題がある』と思われるのが嫌なので『 太っているから結婚は難しいのだろう 』と思われた方がマシだと思っていたからでした。
Aさん自身、結婚していない人に対して『 結婚を選ばなかった人 』ではなく、『 結婚出来なかった人、出来ない人 』だと強く思っていたのです。
何故ダイエットを妨げるほどに『結婚をしていない人は性格に問題がある』と思い込んでしまったのでしょうか?
催眠療法でダイエットの妨げになっている原因が分かる場面が見えるよう誘導します。
Aさんが中学生の時の場面です。お母さんと話しています。
当時、ご近所にとても綺麗な女性が住んでいたそうです。
お母さんとAさんがその女性のことを噂している場面が出てきました。
Aさんが「○○さん、綺麗だよね~」と言うと、
お母さんは「(綺麗)でも、結婚も出来ないような人なんだから」と言いした。
その女性の話になるとお母さんはいつも同じ事を言っていたそうです。
「でも、結婚も出来ないような人だしね」
お母さんの言葉から、中学生のAさんの潜在意識(無意識)には、
あんなに綺麗でも『 結婚出来ないような人 』
↓
『だから自分より下の人間なんだ』とお母さんが言っているように聞こえ、
↓
『結婚していないと人から認められない、性格に問題があると噂される 』
そう強く思い込んでしまったのです。
現在、大人になった自分からその時のお母さんの気持ちを眺めてみるよう誘導
お母さんも少しふくよかな方だそうです。
「あ母さんは育児や生活に追われ、綺麗になろうとするのは今さら無駄、出来ない」と諦めていたのに、近所の綺麗な人のことは羨ましかったみたいですが、『でもあの人は結婚もできてないし、私の方が幸せなんだ』と思いたかったようです。」
とAさんは答えました。
お母さんは、その女性の美しさを妬んでいたと自覚できていません。
娘であるAさんの前では、自分の正直な気持ちを漏らしてしまっていたのでしょう。
Aさんは、お母さんがふくよかなので娘である自分も「遺伝だから痩せるのは無理」との思い込みと、
ダイエットも結婚も「諦めてしまっている」状態であることが分かりました。
なので、幼い頃に縄跳びが上手な友達に憧れたとき沢山練習をしたら、自分がその友達よりも上手く出来た時の記憶を蘇らせ、誰かに憧れた時には嫉妬して終わるのではなく、努力することで憧れに近づけることを潜在意識に記憶させました。
施術後には「なんだかスッキリしました」と笑い、とても明るくお帰りになりました。
後日「不思議と自然に体重が落ちてきました。」と連絡を頂きました。
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この症例のように悩みの原因は自分で考えている事と全く違う場合が多いのです。
私たちの意識について・顕在意識と潜在意識 こちらもお読みください。