復縁を望んでいる相手がいる人がカウンセリングに訪れる時に、
もう連絡をもらえなくなってしまった、ブロックされてしまった、
会えるようにはなったが、以前のような自分が望むような関係ではなくなってしまったという方もいます。
どうしてそのようなことになってしまったのでしょうか。
よくある失敗と対策を書いてみます。
別れてから連絡するまでが早い
相手はどんな理由があろうと「別れ」を決めました。それを喧嘩の延長のように考え、
そろそろ考え直したかな、とでもいうように直ぐに連絡をしてしまう。
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自分の悩み、困ったこと、不幸があったことなどを連絡する
体調が悪い、病気になった、仕事を辞めたい、身内が亡くなった、などの連絡をする。
「他に話す人がいなくて」「彼(彼女)に聞いてもらいたくて」との理由で送ったと思っていても、そこには「とにかくかまって欲しい」「相手の反応が見たい」「この内容なら返事をしないわけにいかないだろう」という気持ちが入っていませんか?
確かに返信しないわけにもいかないと思ったり、本当に心配をして連絡してくることもあるでしょう。
しかしこのような事をしてしまう方は、返信をもらっても同じ内容でLINEを送り続けてしまうことがあります。
連絡が取れると、彼女だった頃の自分に戻ってしまう
別れてから3ヶ月経ってからでも、1年経ってからでも、連絡が取れて少しでも良い感じで接する事ができると、
急に、彼女(彼氏)だった頃の感覚に戻ってしまうのです。
離れていた間には、寂しさ、悲しさ、悔しさ、怒りなど様々な気持ちがあった為、少しでも会話が続いたり仲良くなれたと感じると、離れていた間の気持ちを知らないうちにぶつけたり、付き合っていた頃のような馴れ馴れしさが出たり、誘いを断られた時などに不貞腐れたりしてしまうのです。
最初は距離を置かれても仕方ないと心得え焦らない
連絡をしても、しばらくの間は距離を置かれるかも知れません。LINEを送る→返信がくる→また送る→返信こない など、一回の連絡に対し、相手は一往復しかしてくれないこともあります。
相手としては無視はしないとしても、別れた相手なので、元に戻ったと思われたくない、距離を詰めたくないと考えているのかも知れません。
少し距離を置かれていると感じても、焦って直ぐに「やっぱり迷惑なの?」などと聞いたりしないようにしましょう。
なぜか駆け引きをする
駆け引きをしてLINEの既読を1日開けたり、かなり時間が経ってから返信しているうちに相手からの返信が来なくなった。
相手から連絡があったというのなら有効なこともあるかも知れませんが、こちらから復縁を望み連絡をしているのに、連絡が取れてから駆け引きをしても効果は望めません。
即レスだと相手に負担をかけてしまうのを気遣い、返信までに少し時間を開けるのなら分かるのですが、
駆け引きなのか気遣いなのか、気持ちに余裕がある方には伝わるものです。
失敗を恐れて相手の言うことを何でも聞いてしまう
再会できたことが嬉しく、壊したくない為に相手の都合に合わせすぎたりしているうちに、本当に都合の良い相手やセフレになってしまうこともあります。
いくら復縁を望むのだとしても、なんでもいう事を聞くことが復縁につながるわけではないのです。
復縁を望むということは、相手はあなたの中では「以前の交際相手」でも、相手からすればあなたは「交際していたのに離れたくなった相手」です。自分から振ったのだとしても、直ぐに復縁に応じてくれないのであれば、それだけ傷つけてしまった相手だということです。
復縁を望む時は、知り合ったばかりの相手を落とすよりも難しいと考え、以前の交際相手という見方を捨て、敬語を使うまではいかなくても知り合ったばかりの人のようになるべく丁寧に接しましょう。
良い感じだな、仲良くなったなと思っても、相手にはあなたが知らない嫌な思い出があります。あなたが以前のようなノリになってしまうと、その嫌な思い出が浮かんできてしまうかも知れません。なので直ぐに安心はせず「元のような関係ではない」←これを承知しているよ、という気持ちを忘れないように接しましょう。
大事なのは焦らないことです。「戻れるはず」と思っていると、思うようにいかない時に「どうして?」と疑問に思うために焦りが出てきます。
復縁には時間はかかる、必ず元に戻れるとは限らないと覚悟し、復縁を望むのなら復縁することばかりに目を向けず、他に楽しむことを見つけたりしていた方が、自然と以前の関係であった問題、誤解などについても話せ、関係を深め直せるようになれるかも知れません。