催眠療法(ヒプノセラピー)とは何か
ヒプノセラピー(hypnotherapy、催眠療法)は心理療法のひとつで、催眠状態に入って自分の内面と向き合いながら、悩みやストレスの原因を探ったり、解決の糸口を見つけたりする療法です。
普段の生活の中で私たちが感じている意識は「顕在意識」と呼ばれます。それに対するものが「潜在意識」で、普段はほとんど自覚していない意識を指します。ヒプノセラピーで催眠状態に入ると、きわめてリラックスした精神状態になり、この潜在意識にアプローチしやすくなると言われています。
ヒプノセラピーは、いつもは自覚していない記憶や感情を思い出し、本来の自分のあり方を取り戻すことで、問題解決を目指す療法だと言えます。
催眠療法は科学的に研究・実践されている
前述のとおりヒプノセラピーは、催眠状態を使う療法です。この「催眠」という言葉には、どこか怪しくて、非科学的なイメージがあるかもしれません。
しかし催眠療法は、大学の心理学科でも取り扱われることがありますし、実際の医療現場でもすでに実践されています。医療現場では、機能性ディスペプシアなど、器質的疾患がないにもかかわらず発生する身体症状を軽減するためにも、催眠療法が採用されることがあります。催眠療法は、科学的に立証された手法だと言って良いでしょう。
前世療法とは
アメリカ合衆国の精神科医であるブライアン・L・ワイスが、問題を抱える患者に催眠療法を施していた際に「前世記憶」を発見し、1986年に出版された本”Life Between Life”で世に知られるようになりました。ワイスは、退行催眠療法により出産以前に遡った記憶(前世の記憶)を思い出すことにより現在抱えている病気が治ったり、治療に役立つ考え、前世療法を多くのケースで施行したという。輪廻転生があるかないかといより、この療法によって多くの患者が改善された事に注目されています。