海外の映画では、よく夫婦で何か揉め事があると二人でカウンセリングを受けているシーンを見かけますよね。
日本でも段々と増えてきて、今日も他県から車で2時間かけてご夫婦がカウンセリングを受けにきてくださいました。
奥様は半月前に催眠療法を受けています。
ご夫婦でのカウンセリングは、カウンセラーの向かいの席にお二人並んで座って頂きます。
カウンセラーがどちらか一方の味方をしたり、どちらかを責めたりすることはありません。
奥様からのお申し込みの場合、ご主人はカウンセラーに何かお説教でもされると思うのか、
パートナーに対して普段思っていること「これがイヤ、これが辛い、本当はもっとこうして欲しい」を隣にいるパートナーに言うのではなく、前に座っているカウンセラーに向かって話していただきます。
カウンセラーは「どういう理由でそれが嫌なのか」「その時にどのような気持ちになるのか」を聞き、もう一人には「では何故それに応じられないのか」そして「パートナーこう言っていますがどう思いますか」と質問したりします。
パートナーには面と向かって言い難いことも、皆さん、前を向きながら私に向かってなら話せるのです。
普段から何気なく言ってしまっている言葉も、それでどれだけ相手が傷つけていたのか、
良かれと思ってやっていたことが相手にとっては負担だったこと等、カウンセリングの中に初めて知ることが多いです。
文句だけでなく、懺悔の言葉や、尊敬していること、感謝していることも伝えられます。
夫婦には長く一緒にいるからこそ、分かっているようで分かっていない面、分かっていないようで分かっている面、両方あり、身近な者だからこそ、改めて冷静に話すことが出来なかったり、言っても無駄だろうと諦めてしまったりしていることが多いです。
カウンセラーに向かって話し、お互いの考えを知ると、夫婦だけが問題ではない小さな原因も見つかることもあります。そこから改善策も見つかっていきます。
今回のクライアントご夫妻も結婚して15年でしたが、気遣いからの誤解がとけたり、初めて知った相手の想いもありで、一緒に暮らしている相手のことなのに、お二人とも驚くことが多かったようです。
途中から、以前の出来事を思い出したのか、奥様が「あー、あの時も、そう言うつもりで言ってたの?」ご主人「うん、○○だと思ってたから。ごめん」奥様は泣きながら「もー、わかんないから!ごめんね」と。
ここまでくるとお二人で向き合って話しています。
全ての方では無いですが、最初はギスギスしていた二人が、お互いの気持ちを知り、誤解が解けてお二人で泣いて「ありがとう」や「ごめんね」を言い合ったりして、見ていて感動することも多いです。
離婚の話し合いの為に夫婦カウンセリングを利用する人、離婚後も経営しているお店で一緒に働いている、
結婚の前に不安を解消しておきたいという方々にもご利用いただいてます。
夫婦の問題を他人に知られるのは恥だと思ったり、二人だけで解決するものだと思わず、お気軽にご利用ください。