運命の人と最後の恋は、一人と一回だけじゃない


「運命の人だと思う」
「彼以上好きになれる人はこの先現れない」 
「最後の恋だと思う」

彼のことをこんな風に話すのは
「現在、彼と仲良しで何の障害もなく楽しく交際している」という人よりも、
失恋したばかりや、不倫をしているなど切なくて苦しい恋をしている人に多いです。

今は辛いけど、いつかは戻ってくる「運命の人」だと思うから。
今は辛いけど耐えなきゃいけない「いつか自分の思うような幸せがくる」その時まで。
辛いことも多いけど、幸せだからいいの。

二年前、あるクライアントさんも当時の交際相手のことを
「ただ好きとかではなく、魂から好きなんです」と話していました。 

このクライアントさんはバツイチの独身で、彼は既婚者でした。
「離婚してからはもう誰とも付き合いたくないと本気で思っていたのに、彼とは恋に落ちてしまったから不思議なんです」

「彼が離婚することはないと思うので一緒になるのは諦めています。今は一緒になれなくても歳を取った時に、もし奥様が先に亡くなって、彼が動けなくなっていたら私が介護するって決めているんです。側にいられるだけでいいので介護していても幸せだと思うから。これ以上好きになれる人はいないので。」

その為に介護についても今から勉強しているそうです。

なので、
奥様は先に亡くならないかも知れない。逆に彼が奥様の介護をしているかも知れないし、彼が動けなくなるとも限らない。彼が動けないほど歳を取った時には会えないかも知れない、というお話をしました。 

というのも、彼女のご相談内容は不倫ではなく職場での悩みだったのですが、お話を伺っているうちに彼との不安定な関係、そのため将来の不安があり、仕事の不安、職場での悩みへと繋がっていることが分かったからです。

彼との恋愛では辛いことも多いのに ”これ以上好きになれる人はいないから”と辛さを見ないようにしていたので、職場だけでの問題だと思っていたのです。

そこである提案をして、彼女は実行し続けました。

そして二年後、ご報告をいただきました。独身の恋人が出来たそうです!

ご報告のメールです。
※ご本人の承諾をいただいています。元彼をAさん、彼氏をBさんとします。
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自慢でも、のろけでも無く、今ホントにしあわせです。
 幸せって… 心が満たされる事なんですね。
 Aさんを凄く大好きだったけど… 離れられないと思って8年くらい付き合ったけど…
Aさんは年を追うごとに、幸せよりも辛さをくれました。 
別れてからも逢いたくて辛かったけど…Bさんと出会いBさんの空気が私を包んでくれてどんどん癒され、Aさんを忘れられました。そして、今でもBさんが大好きでたまらないです。 
Bさんと付き合い始めてしばらくしたら、Aさんから連絡があって話す為に会った時に、〔会社の前で待ち伏せされたりしてたから話す事にしました〕戻って来てほしい…だからと言って何も変わらないけど…って言われました。
私が辛い思いをしてるのを分かっていて、それでも良いんだ。って思った。
カウンセリングを受けた時に、私も私の辛さを無視していたのが分かってきました。
だから、私も共犯なんでよすね。
Aさんを大好きな時には、私のことを真剣に考えてくれてると思ったけど… 今思うと、Bさんの比じゃありませんでした。
既婚者だから、好きな女を背負う気なんて所詮ないんですよね。 
待ち伏せして、話したいって言われた時に、正直迎えに来てくれたのかな❓って思いました^_^; 
でも、離婚するわけ無いんでよね。 だから、すっぱり別れられたかも知れません。
(省略)
辛さを我慢してれば、Aさんか神様が良いことをしてくれると思うのをやめられてAさん以外を見るようにして、
出会いを求めてみるようになれて本当によかったです❗️

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不倫だとこうなりますよ~、を言いたいのではなく、
不倫ではなくても、恋愛で辛い思いをしている方ほど「運命の人・最後の恋」だと思いがちです。
でも「運命の人」はひとりではないのです。

同じ相手でも、その時の自分でなかったら付き合っていないかも知れないので、彼女の別れた元旦那さんも、不倫していた彼も全て「運命の人」です。

でもまた「運命の人」は現れました。新しい恋が始まると皆さん、
「なんであの頃はあんなに好きだったんだろう?」 「彼以上好きになれる人はいないって思っていたのに」と言います。

恋をしている最中に「運命の人なんて一人じゃないですよ」と言われても、「いいえ、この恋は他とは違うの」と答えるでしょう。その時の気持ちは本物ですからね。

しかしあまり辛いと、その辛さを「好き過ぎるからこその切なさ」だと思い込んでしまっている事もあります。

楽しいこともあるから付き合っているのでしょうが、辛いことも多いという人は、楽しいこともあるけど「辛いものは辛い」と認めてみましょう。

辛いことを長く続けていると「好き」というよりも、「ここまで頑張ったんだから引き返せるものか」と意地になっていたり、疲れ果ててしまい、別れることも、新しい相手を探す元気もないだけで続けているのかも知れないのです。

因みにこの女性は50代半ばです。
「運命の人だ!」 は何度も思ってもいいですが、それを「最後の恋」だと決めるのは、またまだ早いかも知れませんよ!


人それぞれ、表現の仕方と、受け止め方が違う

対人関係で悩みが多い方は「人それぞれ、表現の仕方も、受け止め方が違う」ということを理解していないことが多いです。

「表現と受け止め方の違い」を理解していないことで誤解が生じ、仕事、恋愛、友人関係でも、
長く深く付き合う前に嫌ったり、嫌われたり、諦めたりしているのです。

「表現と受け止め方の違い」とは

例えばAさんBさんCさんDさんEさんの5人がいたとします。

ある日Aさんが髪型を変えてきました。
それを見たさん全員、Aさんの髪型を「可愛い」と思いました

Bさんの表現

Aさんを見た瞬間、「可愛いーっ!!」と大きな声で言う
どこがどんな風に可愛いかを興奮気味に伝える

Aさんの受け止め方

⑴「こんなに褒めてくれて、とても嬉しい」
⑵「褒め慣れているから誰にでも言うのだろう」「お世辞だろう」と思う

Cさんの表現

Aさんに「髪型変えたんだね」と言う

Aさんの受け止め方

⑴「気が付いてくれたんだ」と喜ぶ
⑵「可愛くなったね」とまでは言ってくれないCさんに不満を持つ

可愛いと言ってくれないCさんに、Aさんが「変かな?」と聞いたとしたら、
Cさんは『可愛いと思わなきゃ髪型を変えたことには触れるわけないのに』と思うかも知れません

Dさんの表現

「可愛いね」とだけサラっと言う

Aさんの受け止め方

⑴さりげなくサラっと言ったからこそ真実味があって嬉しいと思う
⑵サラッとしか言わなかったから社交辞令で言ったんだろうとしか思う

Eさんの表現

何も言わない

『本人が好んで変えたものなんだし、それをわざわざ褒める方が失礼』と思ったからです。

まるでお寿司屋さんに「お寿司を作るの上手ですね!」と言うみたいで、かえって失礼なようで言えない、
だから言わなくていいだろうと

Aさんの受け止め方

⑴可愛いと思ってくれているのは分らない
⑵自分には興味が無いのだと思う
⑶何とも思わない
⑷この髪型、変だと思っているのかな?と思う
⑸何も言ってくれないなんて意地悪だと思う

Aさんが女性で
C、D、Eさんも女性だとしたら
「僻んでいるからそれしか言えないんだろう」と思うかも知れないし

C、D、Eさんが男性だとしたら
「照れて何も言えないんだね」なんてことも思うかも知れません。

そして Bさんのように「大きく褒める人」が髪型を変えたとして、
DさんやCさんのように言われたり、Eさんのように何も言ってくれなかった場合、
自分の誉め方とは違うので、
「たくさん褒められなかったから可愛くないのかな。」と思うかも知れないし、
「この髪型は変なの?」とまで思うかも知れません。

C、D、Eさんは、自分は人に大きな表現はしなくても、
Bさんのように大きく褒められたら嬉しいかも知れないし、逆に「大げさだ」と思うかも知れません。

そして、ABCDそれぞれが いつも同じ表現や、受け止め方をするではなく、
その日の自分の状態によって違うこともあります。

これは 「どう褒めるのが正解か」「誰が性格が良くて 誰が悪い」という話ではなく、
同じ事を思っていても、人の表現はそれぞれで、どう感じるかも違うということです。

人間関係で悩みやすい方は、その人のたった一言や、一面で、
「この人は良い人」「この人は悪い人」「自分は嫌われた」と決めつけてしまいがちです。

相手がどう思っているか悩む時には、決めつける前に直接聞いてみると良いのですが、
それが難しいのなら『表現の違いはある』ということを考えてみましょう。

誰にだって本人にそのつもりはなくても『誤解されること』があるのです。
それなら自分が人を『誤解してることもある』ということです。

そして、自分にも「その日の気分」があるのです。なら人にも「その時の気分がある」と考え、
「こう思われているだろう」とか、この人は「こんな性格」だとは決めつけず、
なんでも良く捉えておかなきゃいけない…のではなく、良く捉えておいたほうが人間関係で悩むことが少なくなるでしょう。

「離婚したい気持ちもあった」と認めたら

人は何か心に残っていることがあっても、何らかの理由でその正体を見ないようとしたりすることがあります。そうなると理由の分からないモヤモヤが残ってしまうのですが。

今回も「特に悩みがある訳ではないのですが」という40代の男性がカウンセリングに訪れました。

最初カウンセリングという仕事について色々質問をされ、それからご自分の経営する会社の話を中心に今まであった出来事をご自身を誉めながらストレートに話しました。

そして段々と今までにあった出来事を話し始め、学生時代の話、友人の話、過去の恋愛の話にもなりました。結婚してからの恋愛なので浮気なのですが、ある女性と交際していたそうです。

「あの頃から自分は変わったんだなぁ」その女性に会ってから自分の中にいろんな変化があったという事や、とても苦しい思いもあったこと、その女性にいつか自分の頑張ってる姿を見てもらいたいという気持ちがあったことがわかりました。でもその女性に「連絡をしたい」とは考えてないそうで「いつか、もし再会したら」とだけ考えていました。

当時は、浮気だし、離婚する気なんてないし、家族への責任、感謝や愛情もあるし、だから離婚なんて考えられなかったけど、本当にその女性のことが好きで「離婚したい気持ちもあったこと」も今分かったそうです。

この恋愛について話す前に、ある友人の話をしていたのですが、その友人のことを何度も「2回も離婚してるような奴だから」と貶していましたが、自分は彼女との別れを選んだのに、『どうしてこいつは簡単に離婚が出来てしまうんだろう』と羨ましい気持ちがあったことにも気がつきました。

この方は「後悔」をとても嫌い、自分が後悔していると思いたくない為、この女性のことを思い出すことも「女性と別れて後悔しているのではないか」と考えるのも避けていたのです。思い出すのは少し怖いような気持ちもあったと言います。

初めて「女性のことは本当に好きだったので離婚したい気持ちもあった」と認めたからこそ「でも、離婚しない道を自分は選んだ」「それで良かったと思っている」と改めてわかったようです。

そして、最近とても疲れていた事にも気が付きました。

「疲れてたから愚痴をこぼしたくなったのかなぁ」

何だか分からないけど無性に誰かと話をしたくなったそうです。

普段は女性のことを思い出すことも無かったし、もし思い出したとしても、友人等には「話せない」「言いたくない」訳ではなく「べつに誰にも言いたいと思わない思う」と言います。

疲れていたからこそ、その女性との楽しかったことを思い出しかけそうになり、でも思い出したく無かったので、心の中では正体の分からない敵と戦っているような、でも敵がいるのかも分からない状態です。なので理由の分からないモヤモヤができてしまったのでしょう。

女性について話した後には、疲れている原因について、その改善策について話し、カウンセリング終了後には「スッキリした」と仰っていました。

自分には何が向いているのかを知りたい(前世療法 施術例)

前世療法は占いではなく、心理療法です。

※ご本人の承諾を得ています。

20代半ば 女性 未婚
【ご相談内容】
○自分に何が向いているのかを知りたい
○理由の分からない不安感
○男性が苦手

前世療法(心理療法)希望

 クライアントさんをAさんとします。

今までと恋人がいたことがないそうです。


今の悩みと一番関わりのある前世に行くよう誘導

出てきたのは6才の女の子。日本人です。名前は「ミサキ」

穏やかな両親と2才下の弟と幸せに暮らしています

10代になり恋人ができました
「彼が大好き。すごく幸せ」と言うミサキさん

しかし、彼はSEXした途端に彼は冷たくなり、横暴になったそうです。
特に言葉の暴力がひどくなりました。


彼の心の中を覗いてみるよう誘導

「ミサキは どうでもいい。ミサキには何をしてもいいと思ってる。
SEXをした事により自信がついて、他の女の子とも遊びたくなった」


何故ミサキさんに対して、そんな気持ちになったのか彼に聞いてみて下さい、と誘導

「ミサキは何でも言いなりだから 面白くない。自分でもこんな自分は嫌だけど、ミサキが何をしても何も言わないから止まらない」


結局、この彼とは別れました。


20代で何か重要な出来事があった場面へいくよう誘導

ミサキさんは違う男性と付き合っていて、その男性が話し合っている場面が出てきました。

彼が他の女性と付き合っていた事がわかり、ミサキさんが彼に問いただしていますが、彼はシラを切り通そうとしています。
ミサキさんは何も言えません。

結局この彼とも別れています。

何故ミサキさんは男性の言いなりになってしまうのか?その原因が分かる場面にいくよう誘導

出てきた場面はミサキさんの実家でした。両親とミサキさんがいます。

しばらくその場面を見つめ、理由が分かったようです。

『穏やかな両親、幸せな家庭でした。でも・・・何かとてもつまらない。付き合っていた彼らは馬鹿なんだけど正直で、人間臭い感じで好きだった。だから自分の元から去って欲しくなくて文句も言わなかった。でもあんまり酷くなると悲しくて。でも文句を言う頃には遅かった』


20代でミサキさんは結婚します。穏やかな男性と結婚し、子供が3人。

その後は特に問題もなく穏やかに過ごしました。

そして人生を終える時を迎えます。旦那さんと子供に看取られています。

ここでミサキさんに質問します。

「貴女の人生はどんな人生でしたか?何かやり残した事はありますか?次に生まれ変わるとしたらどんな人生にしたいですか?」


『 穏やかで幸せな人生だったと思います。でも、刺激が足りなかった。だから人に刺激を求めてばかりいた。自分自身で刺激的な人生を送れば良かった。旅をしてみたかった』


「 2009年のあなたであるAさんは、自分の方向性に悩み、自分はコンプレックスが多い、男性が苦手だと言ってます。これに対して何かアドバイスをお願いします。」

ミサキさんから、現在のAさんへのアドバイスは、(長かったので省略しますが)

『 考え過ぎ。傷つくのが怖いから行動出来ない。コンプレックスじゃない、臆病でプライドが高い』

ではどうして そうなってしまったのか?この後Aさんの幼い頃に記憶を戻し(退行催眠)、臆病でプライドが高くなった原因も判明しました。(この退行催眠の部分は省略します。)



最初のカウンセリングの時に「(異性と)付き合ったことはない」と言っていたAさんですが、
彼氏ではないですが、彼女がいる男性とは付き合っていました。
彼は、「彼女と別れる」と言いながら「彼女が鬱を患っているから別れられない」といったりの繰り返しだったそうです。

「それが本当の優しさなのかも疑問に思うし、彼もいろいろな事を抱えているから仕方ないと思い我慢してきましたが、もう私も辛いものは辛い。優柔不断な彼も嫌になり、自分をもう少し大切にしたいと思い始めました」

彼とは別れたそうです。
理由のわからない不安は、彼との恋が終わり 自分に自信をなくしていたからでした。

今の悩みに関係があった前世は、きっと穏やかな幸せよりも刺激のある恋愛を楽しんでいたミサキさんの男性の好みや、我慢出来てしまう部分が似ていたからかも知れません。

Aさんは気持ちを切り替える為にも何かを始めたいと思い、ワーキングホリデーに行こうか迷っていたそうです。

行きたい気持ちはあるけど、何となく怖くて迷っていたそうなのですが、カウンセリングが終わる頃に
『 決心しました。行きます!』と明るい顔で元気に言いました。

潜在意識では行くことを決めていたのでしょうが、何か後押しになるものが必要だったのかもしれませんね。



忘れられない彼

*ご本人の承諾を得ています。

女性 50代前半  既婚 子供1人
職業は伏せますがバリバリのキャリアウーマン。収入はご主人より多い。
【ご相談内容】
半年くらい前から、めまい、激しいイライラと不安感が交互に繰り返し襲ってくる。
病院で心療内科を勧められたが抵抗がある。

原因が全く分からないとおっしゃるので、ご希望の退行催眠(催眠療法)を行うことに。

今の悩みのきっかけとなった場所が分かる場所へ移動するよう誘導

最初に出てきたシーンは小学生の時。Aさんはお母さんとデパートにいます。コートを買ってもらったそうです。

『ああそうだ、そうだった、私はコートは欲しくなくて、ジャンパーみたいなのが欲しかったんだ』

Aさんはコートを学校に着て行くのが、友達から『気取ってる』と思われそうで嫌だったそうです。
自分が気に入ったジャンパーも欲しかった。

でもお母さんに押されコートを買い、嫌々学校に着て行ったところ意外と友人からの評判が良かったそうです。


この後出てきた出来事から分かったことは、自分の考えよりも『お母さんの選ぶ物事が正しい』との思い込みが強いことが分かりました。

お母さんの意見が正しいと思うだけでなく『自分の感覚はあてにならない』『人から評価されているものが正しい』とも認識していました。

次に、体調の悪さの原因になったものが見えますと誘導

すると、出てきたものは『携帯電話』でした。

私もAさんも意味が解りません。

「 私が今から数を逆に三つ数えます。するともっと具体的にわかりますよ」

『 電話番号を変えた・・・あっ、 』何か浮かんだようなのですが、Aさんは言うのを一瞬ためらいました。

「 何が見えました?言いたくなければ言わなくてもいいですよ」

途端にAさんは激しく泣き出しました。しゃくりあげながら「私は最低の人間だ」と言います。

Aさんには高校時代に好きな人がいたそうです。
彼はとても貧しい家庭で、学校での態度も悪く評判も良くありません。でもAさんはなんとなく彼に惹かれていたそうです。

自分の感覚に自信を持てないAさんは『 なんとなく 』になってしまったのでしょう。
ほとんど話した事もないのに、ある日 友達を通じて彼から手紙をもらったのですが、複雑な気持ちから「いらない。返してきて」と言ってしまったそうです。

それから数年後に同窓会があり、偶然彼と席が隣になったそうです。初めてたくさん話し、当時まだ携帯電話の普及率が低かったからこそのノリでお互いの携帯番号を交換したそうです。


連絡をし合うようになり、彼から食事に誘われるようになりましたが、道徳心の強い彼女は『いけない事だ』と思い、断り続けていました。

けれど「疲れが溜まっちゃって」と彼が言っていたことを思い出し、「彼を救いたい」と思ったので、栄養管理の本を渡す為にあったそうです。それからも健康についての本を何冊も渡したり、体調を伺ったり、いつも”彼が心配だったから”会っていたそうです。

すると段々と彼からの返信が遅くなり、何度メールして返信は来なくなり電話にも出てくれなくなったそうです。

それから数年経ち、なぜ嫌われたのか?なぜ連絡を絶たれたのか?まったく分からず、考えたくないので仕事に専念するようになり彼の事は忘れた・・と思っていました。

そして半年前(体調が悪くなり始めた時期)、ご主人が使用する携帯電話の会社に家族全員合わせようとの話になり、ご主人は彼女に番号ポータビリティを勧めたそうですが、彼女は「お金がかかるなら番号が変わってもいいよ」と電話番号を変えてしまったそうです。

『 私は、心のどこかでいつか彼に会いに行く為に仕事を頑張っていた。その為に子供も1人しか生まなかったんだと思う(離婚し易いとの理由から)。仕事をするのに家族に沢山迷惑をかけた、それなのに私はずっと家族をだましていた』

なので自分の事を『 最低な人間だ 』と思ったそうです。


Aさんは「彼の事は忘れていた 」と本気で思っていました。なのに潜在意識(無意識)では彼を生きる糧にしていたのです。

それを知り、彼女自身とても驚きショックだったようです。
『 携帯電話の番号が変わってもいい 』と思ったのは、どこかで彼を「忘れたい、忘れなきゃいけない」との気持ちもあったのでしょう。

ところが いざ番号を変えてしまったら『彼からの連絡は永遠になくなる』と無意識の中で思い、それが無気力、イライラ、不安を引き起こし体調不良に繋がっていたのでした。

顕在意識(頭でわかっていること)潜在意識(無意識)の割合は顕在意識1: 潜在意識9と言われています。なので悩みの原因がわからないのも仕方なく、正体がわからないものとは向き合うことも、闘うことも出来ないのです。

施術後のカウンセリングでは、彼のことが好きなことが分かったが、それは悪いことではなく仕方のないこと。

『彼の元へいく!』と言っても、彼の意思だってあるし、今の生活もあるから冷静に考えれば難しい。

本当に彼との生活を求めていたなら自分から連絡していたかもしれない。

「いつか彼に会う為」も、それが原動力の一つになっていたかも知れないが、それだけではなく仕事が好きだったということもある。仕事で家族に迷惑をかけた事もあるかもしれないけど、その収入で家族が潤ったのも事実。

子供が一人というのも、それは夫婦の問題なので、旦那さんがもっと子供が欲しかったなら欲しがっていただろう。ということを理解されました。

落ち着いたAさんは彼のことを説明する時、「家柄も良くないのですが本当に・・とにかく私にとっては素敵な人でした!」と、一瞬回りくどい説明をしようとして止めました。自分の感覚でいいと思えたのでしょうね。

後日、またカウンセリングのお申し込みがありました。
ご相談内容は、彼の電話番号は消していなかったのでショートメールで一言謝りたい、元気でいるのかだけ知りたいということでした。
返信は来なくてもいい、けどどんな返信がくるのか恐いと言います。なので話し合い、彼を心配して連絡しているスタンスはやめ、返信は望まない、ただAさんの素直な気持ちとして

「○○です。お久しぶりです。元気ですか?元気でいてくれたら嬉しいです」とだけ送ると、すぐに彼から返信が来たそうです。そして短いやりとりを何度かし連絡は終わったそうです。

ご報告のお電話をいただき「(嬉しくて)もう死んでもいい!これでやっと忘れることができるような気がします」と仰っていました。体調不良も治り、とても元気になったそうです。

嫌な気持ちを伝えられない

「やめて欲しいこと」「して欲しいこと」「困っていること」

困っている自分の気持ちを言えないと言う方が多いです。どうして言えないのですか?と聞くと、殆どの方が「これ(前に起きた出来事)があって、これを言うと(伝えたい事)こう思われてしまうとイヤ(誤解されたくない)」「言っても分かってもらえないと思う」だから言えない、と言います。

嫌われるのが怖い、分かってもらえなかった時に傷つくのが怖いのです。そうして我慢し続けて、また言えない事が増えてしまうのです。

「やめて欲しいこと」「して欲しいこと」「困っていること」を伝えるというのは、たとえ相手が悪いのだとしても、何かを要求しているということになるので、ただ伝えても聞き入れてもらえないこともあるでしょう。

何かを要求するときには要求だけを伝えるのではなく、そうして貰えないと(それをされると)自分がどのような気持ちになるのかを伝えることが重要です。

そして、伝え方よりももっと大切なのは、自分の思いを自分がしっかり認めてあげる事です。自分が伝えたいことなのにそれを自分自身が「こんな事(些細な・くだらない)」だと思っていると「こんな事は聞き入れてもらえない」「こんなこと言って我が儘だと思われたら・・・」と、自分でそう思っていたら言いにくくなるのは当然なのです。

”こんな事”だと思っていると、本当はしっかり聞いて欲しい事なのに、何かの話のついでにサラッと伝えてしまったり、頭ごなしに「こうしてくれない・これはやめて」と感情的に伝えてしまうこともあります。

「伝えたのに分かってもらえなかった」という方は、大体このように感情的に言ったり、サラッと伝えていたということが多いです。

何か止めて欲しいこと、して欲しいことを伝えるときは、「これはやめて」「こうして」と言うより、それをされると悲しくなる、こうされると嬉しい、そうして貰えないと(それをされると)自分がどのような気持ちになるのかを伝えましょう。

我慢して言えないまま時間が過ぎて、言いにくくなってしまったことなら、「どうせ聞いてもらえない」「相手が悪いのに」と決めつけてしまわずに、どのような相手、内容であろうと「相手の時間をもらい、自分の意見を聞いてもらうのだ」と考えることも大事です。

目上の人になら「少しお時間をいただけますか」、親しい人でも「話したいことがあるのだけど、いま大丈夫?」と伺ってから伝えるようにしましょう。

先にそう伺っておくことで「私は大切な話をします」ということが伝わり、相手にもしっかりと聞く気持ちになってもらえます。

伝える時には、「(前に起きた出来事)があって、これを言うと(伝えたい事)こう思われてしまうとイヤ(誤解されたくない)なので言いにくかったのだけど」と言いづらかった自分の気持ちの説明もするといいでしょう。

自分では今まで我慢していたのにと思っていても、相手からすれば「なんで今頃言うの?」と思われることもあるからです。

勿論、どう伝えようと相手が自分の期待通りの返事をしてくれるとは限りません。ですが自分の想像していた悪い答えとは違った答えが返ってくることも多いのです。